メルセデス 「ソチでのハミルトンの問題に対する特効薬はない」
F1ロシアGPでは、チームメイトのバルテリ・ボッタスが予選2番手から優勝を成し遂げたのに対し、ルイス・ハミルトンは週末の開始時から勢いがなく、予選とレースでは最終セクターで過剰なオーバーステアに不満を訴えていた。
ロシアでのメルセデスの2台のセットアップに大きな違いはなく、ルイス・ハミルトン自身もペース不足を説明できないでいた。
トト・ヴォルフは、メルセデスにとって今後のレースでルイス・ハミルトンの問題へのソリューションに取り組むことが“大きな焦点”だと述べた。
「我々はハミルトンが快適に感じることができる適切なウィンドウにクルマを入れることができなかった理由を理解するために起こったことを紐解くことに時間を費やしてきた」とトト・ヴォルフはコメント。
「それを理解するための特効薬はない。とにかく多くのハードワークと詳細を細かく見ていくだけだ」
「我々は今後のレースで彼が仕事をするために必要なツールを与えなければならない。それが我々にとって大きな焦点だ」
トト・ヴォルフは、ライバルであるフェラーリを倒すために24時間体制で仕事をしていく必要あると述べた。
「毎週末、クルマが一貫性のあるパフォーマンスを発揮できるよう、より強くするためにやらなければならない宿題がたくさんあると感じている」とトト・ヴォルフはコメント。
「我々は正しい方向に進んでいると感じているが、最終的な目標を達成するために24時間体制での作業が必要だ」
「スペインでのプレシーズンテストは素晴らしいものではなかったので、バルセロナは興味深い。ソチとは非常に異なるトラックであり、ハードタイヤで走ることになる。今季は1レースずつ取り組んでいる。金曜日から可能な限り最高の仕事ができれば、勝利やフェラーリとのバトルに向けた準備が整うはずだ」
「チーム間のバトルは過去3年とは全く異なる様相を呈している。とにかくこのチャレンジに対応する必要があり、まさにそれをやっている。狩られながら、狩りをしているようなものだ。今のところ両チャンピオンシップには2つのトップチームがいて、レッドブルもここに絡んでくるだろう」
「今季のマージンがいかに小さいかはドライバーズ選手権上位の接近具合に表れている。我々が1ポイントで優位に立つコンストラクターズ選手権ではなおさらだ。戦いはシーズン末まで続くだろうし、我々はそのバトルに備えるつもりだ」
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