マクラーレンF1苦戦の理由 メルセデスPUは“性能差ではない”

同一仕様のエンジンが供給されているにもかかわらず、ワークスチームとの差が生じている現状について、その原因は「性能差ではない」と明言している。
課題はエンジン性能ではなく“タイムライン”
ステラは、マクラーレンの課題はエンジンそのものではなく、パワーユニットを最大限に活用するまでの「タイムライン」にあると説明した。
「パワーユニットの活用という点では、カスタマーチームとしての主な制約はタイムラインにあると思う」
「すべてのチーム、すべての競争者にとってそうであるように、これはプッシュされたプログラムだった」
開発の遅れではなく“後手に回る構造”
ステラは、2026年の新レギュレーション導入に伴い、各チームとパワーユニットメーカーの開発が極めてタイトなスケジュールで進められていると説明した。
その中で、マクラーレンの車体投入もギリギリまで詰め込まれたスケジュールとなり、パワーユニット側も同様の状況に置かれていたという。
「我々にとっては、確かに、MCL40の投入自体がギリギリまで押し込まれたプログラムだった。同じことがパワーユニットメーカーにも起きている」
その結果、カスタマーチームはワークスチームに比べて最適化の面で後手に回る傾向があると指摘した。
メルセデスとの関係は「非常に良好」
また、情報共有に問題があるわけではないと強調している。
「情報が隠されているわけではない。最大限の共有がある。我々はHPPとも、自分たちのエンジニアとも非常にうまく連携している」
さらに、両者の関係についても良好であると述べた。
「ここ2年で我々は3回ともに世界チャンピオンになっているので、関係は非常に良好だ」
最適化は進行中 ポテンシャルに問題なし
今回の発言は、カスタマーチームとワークスチームの差が必ずしもハードウェア性能によるものではないことを示すものとなった。
ステラは、現状の課題はあくまで“時間差”によるものであり、パワーユニットのポテンシャル自体には問題はないと強調する。
その上で、現在は最適化が進みつつあり、性能を最大限引き出す段階に近づいているとの見方を示した。
カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム
