ザク・ブラウン F1王者フェルスタッペンとの協力に意欲「いつか耐久レースで」

マクラーレンは2027年に世界耐久選手権(WEC)への参戦を計画しており、フェルスタッペンのル・マン挑戦の夢と重なる。現在F1で快進撃を続けるノリスとピアストリに満足しながらも、ブラウンは「いつか耐久レースで」とフェルスタッペンとの未来像を描いた。
ランド・ノリスとオスカー・ピアストリが今季12勝を挙げ、タイトル争いをリードする一方、レッドブルの4度の世界王者フェルスタッペンはモンツァとアゼルバイジャンで2連勝を挙げ、首位ピアストリとの差を69ポイントまで縮めた。
深い印象を残した日々
ブラウンは、若手時代にオランダに住み、ベネルクスFオペル・ロータス選手権でフェルスタッペンの父ヨスと戦った経験がある。その縁からフェルスタッペン家と良好な関係を築いてきた。
「ヨスはほとんどすべてのレースで勝っていた…ヨスは本当に結果以上の才能を持ったドライバーだった」とブラウンはオランダ紙『De Telegraaf』のインタビューで語った。
「彼はF1で本当に公平なチャンスを与えられなかったんだ」
「ヨスはもちろんベネトンでミハエル・シューマッハの隣に座ることになったが、それは彼にとって理想的ではなかったかもしれない。僕はオランダでの時間を楽しんだし、いつかマクラーレンで走ることが夢だった」
この過去の経験はブラウンに強い印象を残しており、今はノリスとピアストリというラインアップに満足しているものの、話題はやがてマックス・フェルスタッペンと組む可能性へと移っていった。

耐久レースでの野望
フェルスタッペンが将来的に挑戦を望むル・マン24時間レースという過酷な舞台は、マクラーレンの2027年WEC参戦計画とぴったり重なる。将来のマクラーレンとフェルスタッペンの提携という構想は、魅力的な可能性として浮かび上がっている。
「理想的には、耐久レースでマックスを僕のチームメイトにしたい」とブラウンは続けた。「彼は最近、ニュルブルクリンク北コースで偽名を使って走り、どれほど速いかを証明したばかりだからね。
マックスは素晴らしいドライバーであり、4度のチャンピオンになったのには理由がある。マクラーレンのプログラムに関わるすべてのドライバーと仕事をするのは僕にとって喜びなんだ。そしてマックスと? いつかは分からないけれど、あり得るかもしれないね」
現時点ではマクラーレンのF1での支配が続いているが、フェルスタッペンとの夢のコラボレーションは注目すべき将来の可能性といえる。
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