マクラーレン ブラッド・ピットにF1マシンの“夢のドライブ”を提供

ピットはF1映画の主演を務めており、この映画は月曜日にニューヨークでプレミア上映された。作品はジョセフ・コシンスキー監督とジェリー・ブラッカイマー製作による3年がかりのプロジェクトの集大成だ。
7度のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンもプロデューサー兼アドバイザーとしてこの作品に参加している。
61歳のピットが演じるのはソニー・ヘイズという元F1ドライバー。彼は現役復帰を依頼され、有望な新人ドライバー(ダムソン・イドリスが演じる)を指導するというストーリーで、架空のチーム「APXグランプリ」を舞台に展開する。
ピットは最近のインタビューで、役作りおよび撮影準備のためにイドリスと共に2年間で合計6,000マイル(約9,600km)を走行したと明かしている。
映画用に使用されたマシンはF2をベースとした技術で製作され、メルセデスの協力によりF1マシンのような見た目に改造された。
また、リアルな演出のためにピットとイドリスは実際のF1サーキットでも走行し、背景映像の撮影に活用された。
そしてRacingNews365の独自情報によると、ピットは木曜日にアメリカ・テキサス州のサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で、マクラーレンの2023年型マシン「MCL60」のステアリングを握ったという。
このMCL60はシーズン中に2度の大規模アップグレードを受けて進化し、ランド・ノリスに7度の表彰台を、そして当時ルーキーだったオスカー・ピアストリに2度の表彰台をもたらした車両だ。
ピットは水曜日にCOTAを訪れ、ノリスがMCL60を走らせる様子を見学。その前日には、現在F2に参戦中のマクラーレン・ジュニアドライバー、アレックス・ダンが同マシンによるTPCテストを行っていた。
カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム