マクラーレンF1 ガーデニング休暇を終えた2人のTDが合流
マクラーレンF1にガーデニング休暇を終えた2人のテクニカルディレクターが合流。3名体制のテクニカルディレクターチームがスタートした。

2024年を迎え、レッドブルの元チーフ、ロブ・マーシャルとフェラーリのエンジニア、デビッド・サンチェスがマクラーレンで新しい役職に就くことができるようになった。

2023年初頭の技術再編の一環として、マクラーレンはマーシャルとサンチェスがテクニカルディレクターに加わり、既存の従業員であるピーター・プロドロモウとともに、それぞれに専門分野を与えられた新体制で臨むと発表していた。

しかし、上級技術者が移籍する際のチーム間でよくあることだが、マーシャルとサンチェスはともに「ガーデニング休暇」に入っていた。これは、あるチームが競争上優位に立たないようにするため、離脱するチームから離れて、最新の情報を新しいチームに持ち込めないようにするための義務的な期間である。

マーシャルは2006年から2016年にかけてチーフデザイナーとしてエイドリアン・ニューウェイの重要な補佐役を務め、その後チーフエンジニアリングオフィサーに就任した。彼はエンジニアリングおよびデザインのテクニカルディレクターとして加わる。

元フェラーリエンジニアのサンチェスはジェームス・キーの後任としてカーコンセプトおよびパフォーマンスのテクニカルディレクターとして加わる。

エアロダイナミクス担当テクニカル・ディレクターのプロドロモウとともに、3人はF1チーム代表のアンドレア・ステラの直属となる。

マクラーレンは2023年にかけてパフォーマンスを大きく向上させ、近年で最も成功したシーズンのひとつとなった。ステラはこれを、刷新された技術部門のおかげだと評価している。

「技術的な再構築が根本的な実現要因だったと言える」とステラは語る。「考えてみれば、再編そのものには、実際にはまだ始まっていない人たちが含まれている」

「これを可能にしたのは、マクラーレンにすでに存在する才能を活用することだった。なぜなら、CADでジオメトリーを設計する人たちは同じ人たちだからだ。しかし、明確な方向性を与え、明確な目標を設定し、エンパワーメントと熱意を従業員との接し方の基礎とすることで、彼らの才能を解き放つことができた。これは役に立った。

「それが我々が未来に進もうとしている方法でもある。それに加えて、1月からはロブ・マーシャルとデビッド・サンチェスが加入する」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム