マクラーレンF1、F1アゼルバイジャンGPに新型フロアとウイングを投入
マクラーレンF1は、アゼルバイジャンGPで導入するマシン改良の第一弾として、フロアとウイングの変更範囲を明らかにした。

マクラーレンは、新型MCL60の発表会で、2023年マシンとして望んでいたパフォーマンス目標を達成できなかったことを認め、大幅なオーバーホールに取り組んでいた。

その結果、バクーでは、マシンの改良と高速ストリートサーキットのロードラッグの要求に適したパフォーマンスの両立を目指した数々の改良が施された。

マクラーレンによると、新しいフロア形状は、局所的な吸引力の分布、フロア構造の強度と位置づけを大きく変え、全体的に荷重を増加させることに成功している。

また、メインプレーンとフラップがオフロードされ、さらにトリム調整のためのオプションを備えた、ロードラッグの新しいリアウィングも導入する。

さらに、空力効率に欠けることを認めているマクラーレンは、ドラッグをさらに低減するために、新しいビームウィングエレメントにも手を加えている。

マクラーレン F1 アゼルバイジャングランプリ

マクラーレンは、バクーでのアップグレードはマシンの包括的な改良の第一歩に過ぎないとしながらも、ランド・ノリスは、このアップグレードによってチームはキャンペーン開始時にあるべきパフォーマンスウィンドウに入るはずだと言う。

「今あるものは、今年を始めるべきだったものだ」とランド・ノリスは語る。

「他の多くのチームもアップグレードしているので、僕たちの仕事は、少し大きなものを持ち込んで、少し追いつくように努力することだだ」

「この週末に得たものは、今年をスタートさせるべきベースラインに過ぎないと思う。今あるものが、より良いベースラインであり、改善の余地があることを理解することだ。確かに、小さな一歩を踏み出すことができるだろう」

マクラーレンF1チーム アゼルバイジャンGP

マクラーレンの主なライバルたちも、今週末のバクーでのレースに向けてアップグレードを導入している。

アルピーヌは新しいフロアを導入し、ダウンフォースレベルを向上させるために圧力分布を変えたという。エステバン・オコンとピエール・ガスリーは、このフロアを使用する予定だ。

また、アルピーヌは、フロントトップウィッシュボーンフェアリングの入射角度を変更し、サスペンションレッグフェアリングとリアブレーキドラムフリックにも手を入れている。

また、他のチームと同様に、アルピーヌもバクーの長いストレートでの抵抗を減らすためにリアウィングを調整し、フロントウィングフラップも見直した。

アルファロメオは、フロントウイングのフラップ形状を変更し、リアウイングのコードを短くし、バイプレーンビームウイングを採用することで空気抵抗を減らしています。

アストンマーティンもトップスピードの向上を目指し、リアウイングを改良し、アッパーエレメントを今季までのものより小さくしました。

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / F1アゼルバイジャンGP