ロン・デニス
マクラーレン・グループのロン・デニスは、マクラーレンF1チームがメルセデス・ベンツとの関係を修正したことで、マクラーレンが独立できることに感謝していると語る。

メルセデス・ベンツは、ブラウンGPを買収し、マクラーレンとの独占契約を終了させることを発表した。

それによって、マクラーレンはこれまでのようにメルセデス・ベンツからの財政支援を受けないことになるが、ロン・デニスは、自身の自動車メーカーであるマクラーレン・オートモーティブがチームを運営することは利益になると語る。

「マクラーレンとダイムラー両方にとって、これはウィン・ウィンの状況だ」とロン・デニスは語る。

マクラーレンは、メルセデス・ベンツと2015年末までエンジン契約を延長。メルセデスとタイトルスポンサーであるボーダフォンとのタイアップを表すシルバーとレッドのカラーリングは継続される。

「私は常々、生き残り、21世紀のF1で成功するには、チームが単なるチーム以上にならなければならないとの信念を述べてきた」

「発展し、グランプリと世界選手権に勝つために必要な収入源を維持するために、F1チームを運営する企業は、商業活動を範囲を広げなければならない」

「それに関わらず、我々のパートナー全員は、我々のF1プログラムにおける重要な役割を果たし続ける。彼らが生産するエンジンは非常に競争力があり、我々はメルセデス・ベンツとエンジン供給だけでなく、2015年、そしておそらくそれ以降も我々とのパートナーシップを続けることを確約してくれたことを嬉しく思う」

マクラーレンは、メルセデス・ベンツの親会社であるダイムラーが保有するチームの40%の株式を買い戻す予定であり、マクラーレンの独立はさらに強まる。

「今後数年はマクラーレンにとって非常にエキサイティングな時間になるだろう。その期間、これまで以上に技術的にも経済的にも強力な力を身につけているはずだ。歴史的なスポーツという理由だけでなく、ビジネス面においても、F1はずっと中心的な活動になる。パートナーとの長期的な契約の結果として、我々のF1ビジネスは伝統的に素晴らしい財政的な安全を果たしてきた。そして、それらの多くはマクラーレンとの15年続いた関係を上回っている。我々のパートナーの2つは、25年以上我々とともにいる」

「我々は計画的にリスク回避をしている。ここ数年にわたり、我々は高性能のスポーツカー製造市場に参入する挑戦について分析をしてきた。2011年に市場に導入するMP4-12は、1994年のマクラーレンF1の遺伝子を受け継いでおり、すでに世界的なメディアに称賛されている」

「ワーキングのマクラーレン・テクノロジー・センターに隣接した新しい最新技術の生産施設を計画している」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム