F1 マクラーレン ルノーF1 フェルナンド・アロンソ 2018年のF1世界選手権
マクラーレンにとって、ルノーとの新たなパートナーシップのスタートである2018年のF1バルセロナテスト初日はチャレンジングなものとなったが、MCL33のポテンシャルを垣間見ることができるセッションとなった。

フェルナンド・アロンソは6周目に最終コーナーでホールナットの問題でスピン。グラベルで身動きが取れなくなり、赤旗中断の原因となった。

問題は比較的軽微なものだったが、1回目のプレシーズンテストではスペアパーツが少なく、修復が終了するまでには午前中の多くの時間を費やすことになった。

だが、午後にはコースに復帰し、順調に周回を重ね、フェルナンド・アロンソは7番手タイムを記録。気温が低く、終盤に雨が降ったことで走行は制限されたが、それでもフェルナンド・アロンソは51周を走行した。

フェルナンド・アロンソ
「僕たちにホイールナットの問題を抱えたときに最初に思ったのは、メディアにとって良い一日になったなということだ! 非常に小さな問題だったけど、クルマがグラベルにはまるのはとても目立つ。テストはガレージでクルマが分解されているけど、誰もそれを目にしない。予定していたテストプログラムは午前中にあまり走行するプランではなかったし、昼休みを挟んで根本的な変更を施す予定になっていたので、午前の走行不足は大きなハンデにはなっていない。昼休み後は通常のプログラムに戻して、他チームが問題を抱える一方で僕は午後のセッションで一番たくさん走った。僕にとっては今日はとても良いスタートだ。クルマはここでもナヴァーラでもいい感じだし、間違いなく大きなポテンシャルがある。パフォーマンス面を評価するにはまだ早すぎるけど、すべてがテストまでに取り組んでいたデータや風洞から期待していたところにあると思う。現時点では何もかもにかなり楽観できる」

エリック・ブーリエ (マクラーレン レーシングディレクター)
「ルノーとの新しいパートナーシップには高い期待を抱いているが、テスト初日を終えただけなので、今は残りのシーズンについての予想はしていない。今日は初日であり、まだ序盤だ。我々は自分たちのクルマを評価する必要がある。収集したデータをワーキングに送り、クルマがデザインオフィスで描かれたものとどれくらい相関しているかを確認する必要がある。当然、我々はルノーとの作業について学んでいるところだ。もちろん、言語は異なるし、スイッチポジションも違う。だが、それでも管理するエネルギーがついた1.6リッター V6エンジンだ。やり方は異なる部分もあるが、ここまでのところは非常にいい感じだ。関係は良好だし、両陣営の舞台は作業に満足している。天候によって午後のセッションをフルに生かせなかったのは残念だ。残りの週末も天気予報は良くはなさそうだ。テストではもちろんドライでの走行の方が有益だが、ウェットでもクルマをチェックしなければならないシステムがたくさんあるので雨でもやることはたくさんある。今日の唯一の欠点はホイイールナットの問題によって走行時間が犠牲になったことだ。だが、我々はプログラムに戻ることができたし、新しいパッケージから学んでいることに満足している」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム