F1 マクラーレン 2018年のF1世界選手権
マクラーレンは、2018年F1マシン『MCL33』の設計はピーキーな特性は避け、フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンにとって扱いやすいハンドリングに仕上げることに注力していると語る。

2017年のチャンピオンチームであるメルセデスは“ディーバ”気質の2017年シャシーで一貫性のあるパフォーマンスを発揮することに苦しんだことを認めている。

マクラーレンは、ホンダとの3年間のパートナーシップを終え、2018年からルノーのF1パワーユニットを搭載して5シーズンの未勝利記録にピリオドを打つことを期待している。

2018年シーズンに先立ち、マクラーレンのテクニカルディレクターを務めるティム・ゴスは、チームはMCL33を従順な特性をもったクルマに仕上げることを優先事項に定めたと語った。

「最近では素晴らしいクルマを製造している多くのチームはドライバーが活用することができるクルマを彼らに与えている」とティム・ゴスは Autosport にコメント。

「ピーキーなパフォーマンスのクルマを与えることは重要ではなくなっている。我々がやろうとしていることは、幅広い動作領域でうまく機能するクルマをドライバーに与えることだ」

ティム・ゴスは、昨年導入された新しい空力レギュレーションの最初の設計においてマクラーレンはそのアプローチをとっていたと語る。

「当初、我々はクルマにどのレベルのパフォーマンスをもたらせるかについては心配していなかった」とティム・ゴスは説明する。

「我々がやりたかったことは、流体物理学を理解し、ヨー/ステア/ロール、そして車高による動作領域全体にわたって良好でバランスのとれた空力を得ることだった。そして、満足できるバランスのとれた空力を得られて初めてパフォーマンスを構築していった」

「最近の我々のアプローチは、ドライバーが信頼して仕事ができるものを与えることに重点を置いている。我々の見解では、ピーキーな負荷はドライバーのために速い空力パッケージを生んだり、車両ダイナミクスに変化を与える方法ではない」

ティム・ゴスは、昨年のマクラーレンは、ホンダのストレートでのパフォーマンス不足をロードラックなデザインやセットアップで補うことはしないと決定したと語る。

「クルマからダウンフォースを少し削ったり、ウイングレベルを低くしたとしても、直線でレースができる位置までクルマを到達させることはできなかった」とティム・ゴスは語る。

「そのため、我々のアプローチは常に最速のラップタイムに向けられていたし、レース週末にむけての我々の戦略は、できるだけうまく予選を戦い、ラップタイムに基づいてそのポジションを守ることを目指すというものだった。いくつかのレースではそれはかなり難しかったがね」

「我々はハンガリーGPでクルマをかなり改良し、ハンガリーでは素晴らしいレースができたが、ベルギーでは後退した。それはラップタイムによって後退したわけではなく、ストレートで防御できる能力がなかったので後退した」

「ベルギー/イタリアの時期は非常にフラストレーションを感じた。なぜなら、クルマにパフォーマンスがあることはわかっていたが、守ることができなかったからだ」

「我々はレースに勝ち、チャンピオンシップを獲得するためにここにいる。我々がクルマに採用するアプローチは成功のためのデザインだ」

「パワー不足のエンジンに対処するために絆創膏を貼るのではなく、我々が本当にやりたいことはエンジンがパフォーマンスを発揮してくれると仮定して最高のクルマを開発することだ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / マクラーレン