マクラーレン フェルナンド・アロンソ 2018年のF1世界選手権 ルノーF1
マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、過去3年間とは異なり、2018年はルノーのF1パワーユニットが示している“数値”という事実に基づいてMCL33が優れたパフォーマンスを発揮していると述べ、それはマクラーレンチーム全体にも自信を与えていると語る。

過去3年間にわたり、信頼性とパフォーマンス不足のホンダのF1パワーユニットに悩まされてきたマクラーレンは、2018年からルノーのエンジンを搭載することを決断。2014年から遠ざかっている表彰台に返り咲くことを目指している。

ホンダとパートナーシップを結んでいた時代も新シーズンには高い期待を持っていたが、プレシーズンテストでは信頼性トラブルが多発して満足な走行を重ねることができず、シーズン開幕前からライバルとの圧倒的なパフォーマンス差に落胆することになった。

しかし、フェルナンド・アロンソは、2018年のF1世界選手権にむけてのマクラーレンのムードはこれまでとは格段に違うものだと語る。

「とても自信を感じている。今年にむけてマクラーレンではいくつかの変更が行われた。その最たるもはもちろん、ルノーのパワーユニットを搭載することだ。今のチーム内のモチベーションはかなり高まっている」とフェルナンド・アロンソはコメント。

「過去3年間と比較して僕たち全員のムードはかなり違っている。僕たちはいつもシーズンが僕たちにとって良いものになるという期待を抱いていた。でも、今年はこれまでの年よりもより事実に基づいていると思う。これまでは願望でしかなかった。今年はようやく実感できる数字が増えている」

「僕たちは表彰台に上がることを望んでいる。チャンスが訪れれば、レースで優勝を争いたいと思っている。そして、今はチームはその準備が整っていると思う。苦しい3年間だったけど、懸命に学んだ3年間でもあったし、より準備はできていると思う」

「3年間、もしくは1年間でも支配的なシーズンを過ごせば、その競争力がなかったり、アドバンテージをなくなって、結果を残せなくなることもあると思う」

「僕たちがこの3年間で経験した苦労はチームをとても強くしたと思うし、戦う準備は完全に整ていると思う」

マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、新シーズンにむけて自身をみせている。マクラーレンは先週、2018年F1マシン『MCL33』がFIAの義務的なクラッシュテストに合格したことを明らかにしており、シミュレーターの数値でも有望なパフォーマンスが生み出されているとザク・ブラウンは語る。

「マシンデザインに関してはすべてが本当に順調に進んでいる。我々には搭載するエンジンがあり、クラッシュテストにも合格したこところだ。全てが予定通りに進んでいる」とザク・ブラウンはコメント。

「我々は2月23日にクルマを発表し、2月26日に初めてトラックで走行を行う」

「シミュレーションで行っていることの全てが、昨年を通して我々が望んでいた位置まで来ている。シミュレーションで機能してもレースコースにでは機能しないこともあったが、昨年はより頻繁に機能してい。我々は強力なシーズンを迎えられると思っている」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ルノーF1チーム