マクラーレン・ホンダ F1 イギリスグランプリ
マクラーレン・ホンダは、F1イギリスGPの金曜フリー走行で、フェルナンド・アロンソが9番手タイム、ストフェル・バンドーンが16番手タイムだった。

気温が上がらず、強風が吹く中、シルバーストンで初日のフリー走行が行われました。ここでは、ストレートとコーナリングの両方を考慮して最適なバランスを見つけるのは至難の業だが、この難しいサーキットの情報を少しでも多く集めるために、両ドライバーはそれぞれ異なるプログラムを実施した。

フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンは両セッションを最大限に活用し、それぞれ9番手および16番手でフリー走行を終了した。

ドライバーもエンジニアも今日のプログラムの結果には満足しており、明日の予選に向けてマシンに磨きをかけるために、引き続き仕事に取り組んでいく。

フェルナンド・アロンソ (9番手)

「今日のフリー走行については、かなり満足している。明日に向けてベストな選択をするために、いくつかのオプションを検討する必要がある。ただ、(ESS(エネルギー貯蔵システム)交換による5グリッド降格ペナルティーによって)決勝は後方からのスタートになることが分かっているので、主にレースペースに焦点を当てている。金曜日のラップタイムは、それほど重要ではないことは分かっている。ここ2戦は(フリー走行では)8番手から12番手に入っていたので、明日どうなるのか見てみよう。ここでの主な問題は、ダウンフォースをどれぐらいのレベルにするのかということだ。十分にパワーがあると思えればコーナーでのスピードを上げて、ストレートでは守りに入るためにウイングの角度を少し下げるし、パワーがあまりなく、ストレートではまずまずのスピードが欲しいという場合には、一番小さなウイングを使う必要がある。難しい判断になると思う」

ストフェル・バンドーン (16番手)

「週末に向けて、今日はかなりいいスタートを切ることができた。高速コーナーが多数あり、長いサーキットであることを考慮すると、僕たちのマシンはいいパフォーマンスを発揮していると思う。コース上では、かなりいい感触があった。いつもながら、中団のラップタイムはとても拮抗しているので、明日の予選では非常に細かい部分が違いとなって表れるだろう。今は、特にコースのベケッツの部分では、マシンの限界をまだ探っているところだ。今日はフェルナンドも僕も、その最後の部分に進入する際にマシンのリアがぶれる瞬間があったと思う。フェルナンドと僕は、今日の両セッションを通して、様々なダウンフォース設定を試した。明日の設定を決めるために十分にテストができたと思うし、収穫が多い一日だった」

エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)

「まず初めに、今年もイギリスで大勢の観衆の前で、F1を開催できるのはすばらしいことだ。水曜日にロンドンで行われたイベントが成功を収め、それに続く今日のフリー走行では、グランドスタンドやコースの横で何万人ものサポーターの方々がセッションを観戦していた。そんな皆さんの姿をみるのは、本当にうれしいものだ。今日自分たちが達成したことには、かなり満足できると思っている。この非常に厳しく、難しいサーキットで、マシンのバランスをうまく取り、快適にドライブできるようにするために、チーム全員がすばらしい仕事をしてくれた。ただ我々にとっては、やはり難しい週末になる。パワーが制限されるコースであり、フェルナンドはグリッド降格ペナルティーを受ける。それでも、今日は前向きなスタートを切ることができた。熱心に応戦してくれるファンの皆さんのスピリットと情熱に応えるためにも、今週末になにかを達成できることを願っている」

長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)

「イギリスらしくあまりスッキリとしない天候で始まったグランプリ初日ですが、曇りがちで気温が低い中でも、たくさんのファンが熱心に声援を送る姿を見ると、さすがF1の本場だなと感じます。今日はFP1、FP2ともに大きなトラブルなく一日を終えることができました。両ドライバーとも、ベストな車高や空力バランスを見つけるべく、順調にプログラムを消化できたと思います。まだ初日のみなので確実なことは言えませんが今日の走りからは、ポジティブな手応えを得ています。イギリス特有の予測不能な天候に対する懸念はありますが、どんな状況にも対応できるよう、明日に向けて万全の準備を進めます。母国グランプリですし、明日の予選では両ドライバーともに素晴らしいパフォーマンスを見せてくれると期待しています」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1 / F1イギリスGP