マクラーレン ホンダ F1
マクラーレンは、2018年に競争的なエンジンを搭載するという条件は変わっていないが、ホンダと継続するか決別するかを決断する前にできるだけ多くの時間をホンダに与えるつもりだとしている。

マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、改善の兆しは見えたものの、時間は迫ってきているとF1オーストリアGPの会場でリポーターに述べた。

「まだ非常に多くの作業が進行している」とザク・ブラウンはコメント。

「我々は前進するために彼らとの関係についてすぐに見極める必要がある。今後数カ月で来年のクルマの設計に入っていくし、来年、我々に必要なのは競争力のあるエンジンだ」

「彼らはそれに懸命に取り組んでいるし、そのような改善をもたらすことを示すためにやっていることがある。なので、我々は彼らがそこにたどり着くためにできるだけ多くの滑走路を与えたい」

マクラーレンは、勝利という点ではフェラーリに次いでF1で最も成功を収めてきたチームだが、シーズンの折り返し地点であり、チームにとってのホームレースとなる今週末のF1イギリスGPをコンストラクターズ選手権最下位で迎える。

F1オーストリアGPでは、予選12番手と13番手という励みになる結果を出したものの、レースでは現在の獲得ポイントである2ポイントに加点することはできなかった。フェルナンド・アロンソはファーストラップの事故に巻き込まれてリタイア、ストフェル・バンドーンはブルーフラッグ無視によるドライブスルーペナルティなどがあり12位でレースを終えた。

先月、ザク・ブラウンは、ホンダは“道を見失っている”ようだとし、マクラーレンとホンダは“分岐点に差し掛かっている”と語っていた。

「問題に対処しようという彼らの熱意は最初からそこにあった。だが、これは結果重視のビジネスだ」とザク・ブラウンはコメント。

「我々が目にしているもの、どのように問題に対処しようとしているかについて彼らが我々に伝えていることに関しては評価している」

マクラーレンとホンダが決別の道を選ぶ可能性は低くなってきているかと質問されたザク・ブラウンは「来年、我々のポジションが競争的な状況でなければならないという必須条件は変わっていないと言っておこう」とザク・ブラウンは述べた。

ホンダは、F1オーストリアGPに“スペック3”パワーユニットを投入したが、フェルナンド・アロンソのユニットのMGU-Hに問題が検知され、アロンソは旧型のパワーユニットで予選と決勝を走った。

今後、改良版のMGU-Hを投入する場合、ターボチャージャーと合わせて少なくとも10グリッドの降格ペナルティが科せられる。

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1