マクラーレン
マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、ストフェル・バンドーンの初のF1フルシーズンのスタートは期待したほど良くなかったと認める。ただし、それはチームのパフォーマンスが悪かったせいでもあるとしている。

マクラーレンの育成ドライバーだったストフェル・バンドーンは、2015年にGP2選手権で圧勝な強さでチャンピオンを獲得。しかし、翌年F1でシートを得ることはできず、チームのリザーブドライバーに就任し、日本でスーパーフォーミュラに参戦。

2016年の第2戦バーレーンGPでは、フェルナンド・アロンソの代役としてF1レースデビューを果たしてポイントを獲得した。

そして、ジェンソン・バトンが2016年末でF1引退を決断し、ストフェル・バンドーンは今季フェルナンド・アロンソのチームメイトとしてレースシート昇格することになった。

しかし、バンドーンの正ドライバー昇格としての初年度にはホンダのF1エンジンのトラブルが多発し、マクラーレン史上最大の低迷期となっている。

ストフェル・バンドーンは今季、フェルナンド・アロンソ、そして、モナコGPで代役を務めたジェンソン・バトンを含め、予選で全敗を喫している。

エリック・ブーリエは、ジュニアシリーズで輝かしい功績を上げてきたストフェル・バンドーンにF1で大きく期待していたことを認める。その一方で、バンドーンのスロースタートはマクラーレンとホンダの責任でもあると述べた。

エリック・ブーリエは「期待していたほど良くはなかった」と Sky Sports にコメント。

「彼はジュニアカテゴリーでかなり高い評価を得ていた。ルイス(ハミルトン)と同じように全てを制覇してきた。彼はとても優れた才能を持っている」

「我々は彼に100%実力を発揮できる環境を与えられていない。マシンにトラブルが多く発生することが日常的になっている。だが、今は彼がマシンを速くドライブできるようにその問題に対処しようとしている。彼はやり遂げてくれると信じている」

「フェルスタッペンをはじめ、若手ドライバーは最初の6カ月で苦労するものだ」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1 / ストフェル・バンドーン