マクラーレン・ホンダ F1
マクラーレンは、スポンサーと賞金の喪失によって投資をもはや正当化できず、ホンダとの決別という“ビジネス的な決断”を迫られる可能性を認めた。

7戦を終えてマクラーレン・ホンダはいまだポイントを獲得できていない。F1カナダGPではフェルナンド・アロンソが10番手を走行中の残り2周でエンジンが故障し、シーズン初ポイントの望みは消え去った。

マクラーレンはホンダとの契約を終了し、メルセデスと契約するとの噂は強まっている。

以前はメルセデスとの噂について口を閉ざしたまあだが、マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、ホンダとの関係を継続していく上で鍵となっていた財政上の貢献よりも、もはやスポンサーと賞金の損失の方が上回っていると述べた。

「ビジネス上の決定になると思う」とザク・ブラウンはコメント。

「ホンダとの契約が素晴らしいものであれば、契約関係を望むチームはたくさんいると思うが、簡単に文書化されている最終的に多くの賞金を失っている。我々はスポンサーを他チームに奪われている」

ザク・ブラウンは、就任直後に2018年にタイトルスポンサーを獲得することを優先事項として挙げていたが、ホンダの惨状がそれに被害を与えていると認める。

「スポンサーの失い方には2種類ある。スポーツを離れていくのがひとつ。それは自分たちによるものなのか、スポーツなのか、環境なのかはわからないときがある。だが、チームを離れて他チームに行く場合は、スポーツには満足しているが、チームには満足していないということだ」

「我々には過去20年で、統計学的ではないかもしれないが、おそらく今よりも多くのスポンサーがいた」

「我々が収益を得ているホンダとの契約関係のポジティブな要素は相殺されてきている」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1