マクラーレン・ホンダ:F1ロシアGP 金曜フリー走行レポート
マクラーレン・ホンダは、F1ロシアGP初日のフリー走行で フェルナンド・アロノソ が 12番手タイム、ストフェル・バンドーン が 16番手タイムだった。
1日目のフリー走行が行われた28日(金)は、ストフェル・バンドーンにとって厳しい一日となった。フリー走行1回目に発生したパワーユニットのトラブルにより、フリー走行2回目から今季5基目のMGU-Kおよびターボチャージャーをマシンに搭載することとなったバンドーンは、日曜日のレースで15グリッド降格ペナルティーを受ける。決勝は、最後尾付近からのスタートを余儀なくされる厳しいレースとなる。
ただ、そのような不運はあったものの、チームは新しい空力パーツなどのテストを行うことができ、全体としては収穫の多い一日となった。
フェルナンド・アロンソは、12番手のタイムをマーク。一方のバンドーンは、ウルトラソフトタイヤを装着して臨んだ最終走行でスローパンクチャー(徐々にタイヤの空気が抜けるパンク)と思われる事象によりラップを中断し、16番手となった。その後の確認の結果、スローパンクチャーではなく、リアホイールのセンサーに不具合があったことが判明した。
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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1 / F1ロシアGP
1日目のフリー走行が行われた28日(金)は、ストフェル・バンドーンにとって厳しい一日となった。フリー走行1回目に発生したパワーユニットのトラブルにより、フリー走行2回目から今季5基目のMGU-Kおよびターボチャージャーをマシンに搭載することとなったバンドーンは、日曜日のレースで15グリッド降格ペナルティーを受ける。決勝は、最後尾付近からのスタートを余儀なくされる厳しいレースとなる。
ただ、そのような不運はあったものの、チームは新しい空力パーツなどのテストを行うことができ、全体としては収穫の多い一日となった。
フェルナンド・アロンソは、12番手のタイムをマーク。一方のバンドーンは、ウルトラソフトタイヤを装着して臨んだ最終走行でスローパンクチャー(徐々にタイヤの空気が抜けるパンク)と思われる事象によりラップを中断し、16番手となった。その後の確認の結果、スローパンクチャーではなく、リアホイールのセンサーに不具合があったことが判明した。
フェルナンド・アロンソ
「ここは、どちらかと言えばパワーサーキットだ。今回のマシンはバーレーンのものと基本的に同じ設定なので、今週末に何かを大きく前進できるとは思っていない。自分たちにとって厳しいサーキットでなにができるのかを確認するという意味では、興味深い週末になると思う。今日は両セッションを通してタイヤのテストを実施した。ここではタイヤが非常に長く持ち、とても安定しているようなので、事前の予想通り1ストップのレースになりそうだ。また、タイヤを十分に温めるのに少し時間がかかるため、予選では最初のラップが必ずしも最速になるとは限らないと考えている。複数のラップを走行しなければならないのは全員同じだが、ライバルよりも少しでもタイヤを早く温める方法を見つけたいと思う。金曜日にやるべきことは完了したので、明日はどのような進歩を見せられるかが楽しみだ」ストフェル・バンドーン
「FP1ではエンジンの不具合が再発した。そのため、今週末は15グリッド降格ペナルティーを受ける。ただ、今シーズンは開幕以来、厳しい状況が続いていたので、ペナルティを受けるのは時間の問題だった。残念ながら、今日は難しい一日だったが、気持ちを切り替えるためにベストを尽くすしかないと思っている。現在自分が置かれている状況に関して、現場にいる僕たちができることはあまり多くない。それでも、近いうちに改善できることを願っている。FP2で全く問題がなかったわけではないものの、少なくともFP1よりもさらに周回を重ねることができた。明日は、今日よりもスムーズに物事が進むことを願っている」エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
「FP1とFP2の合間に5基目のMGU-Kとターボチャージャーを交換したことによって、ストフェルが日曜日のレースで15グリッド降格ペナルティを受けるのは、当然のことながら残念だ。とはいえ、その交換作業を非常に効率よく行うという見事な仕事を成し遂げたメカニックのメンバーは、称賛に値する。FP2の開始から10分後には、ストフェルが走行を再開できたことには、とても感心させられた。パワーユニットの部品交換を除いては、実りの多い一日だった。新しいパーツをいくつか試し、期待通りの効果が出ていると感じた。当然のことながら、日曜日は厳しいレースになるし、特にストフェルにとってはそうだろう。ただ、我々は自分たちの仕事に引き続き集中し、レースでパフォーマンスを改善できるようプッシュするのみだ」長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)
「今日はポジティブとネガティブ、両方が入り混じった一日でした。バーレーンで多発したMGU-Hの問題については、今回のレースまでに対策を施したこともあり、フェルナンドにもストフェルにも発生することはありませんでした。しかしながら、FP1の終わりにストフェルのマシンのパワーユニットに異常を検知しました。大きな問題ではなかったものの、FP2で少しでも多くの走行を重ねるために、FP1とFP2の間にPU交換を決断しました。通常は長い時間が必要な作業ですが、チームのメンバーが非常に早く作業を完了させ、ストフェルはFP2をフェルナンドとほぼ同じタイミングで開始することができました。ほとんどタイムロスなしでの作業を完了してくれたチームメンバー全員に感謝をしています。今回のパワーユニット交換により、ストフェルが日曜の決勝をグリッド降格ペナルティとともに開始しなくてはいけないことは残念ですが、それでも彼が明日の予選でも、明後日の決勝でも素晴らしい走りを見せてくれることと思っています。フェルナンドは1日をトラブルなく終えることができましたし、さまざまなタイヤを使ってエアロのテストなども行うことも出来ました。彼のマシンに関しては、明日の予選に向けてよい準備が出来たと思います。二人のドライバーにいいレースをしてもらうためにも、我々は引き続き全力で準備を進めます」関連:
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