マクラーレン・ホンダ 2016 F1 マレーシア
マクラーレン・ホンダは、F1マレーシアGP初日のフリー走行で、フェルナンド・アロンソが7番手タイム、ジェンソン・バトンが10番手タイムだった。

フェルナンド・アロンソ (7番手)
「今日は多くの周回を重ねるとともに、予定していたすべてのテストを実施した。さらに来年のマシンを見据えた実験もいくつか行うことができ、結果は非常にポジティブだった」

「明日の予選で僕たちがどれだけできるのかを見る必要がある。FP3ではロングランに集中するので、特にそう感じている。今週末はペナルティーを受けるので、僕の予選はかなり短いものになるだろう。107%以内のタイムで走行し、その後はTV画面で予選を観戦するつもりだ。日曜日のレースに向けて、新品タイヤをできる限り多く残しておくためだ。新しいアスファルトはいい改善点であり、グリップが格段に増した。金曜日の僕の最速タイムは、昨年は1分42秒5だったけど、今年は1分36秒2秒だった。一年で6秒タイムを短縮した。マシンが昨年より2秒〜2.5秒速くなったとすると、アスファルトの再舗装によってさらに3秒ほど短縮できたということだ。高いグリップを得られるのはいい気分だ。天気予報によると、土日は雨になる可能性がある。予選やレースが雨の影響を受けるのかどうかはまだ分からないので、後方からスタートすることはそれほど悪いことではないかもしれない」

ジェンソン・バトン (10番手)
「マシンのセットアップを変えるのに思ったより時間がかかったため、FP2ではコースに出るのが少し遅れた。そのため、他のマシンが燃料を多く積んでいるときにコース上に出ることになった。その後、10コーナーでケビン・マグヌッセンの後方に引っかかり、彼がレースラインをキープしながら走行していたため、僕のラップタイムに影響が出た。マシンのシングルラップのペースはそれほど悪くないし、明日はさらに上の順位につけるかもしれないとも思っている。ロングランのペースはまだあまりよくないけど、それを改善するためにバランス面でなにができるのかは理解しているつもりだ。ここの新しいアスファルトはとても変な感触だ。高いグリップがあるように感じるにもかかわらず、あるところで突然グリップを失う。従って、どれだけのグリップが得られるのかを読むのは容易ではない。突然オーバーステアになるという意味では、ソチのサーキットに少し似ている」

エリック・ブーリエ (レーシングディレクター)
「再舗装および形状変更されたセパン・サーキットは、今週末、我々のチームとエンジニアに大きな挑戦を突きつけています。幸いにも、今日はなんの問題もなく一日を終え、両セッションでマシンの調整を行いながら、有効なテストデータを収集することができました。フェルナンドはすぐにいいペースで走り始め、ときには非常に速いペースで走行し、週末に向けて前向きなスタートを切ることができました。パワーユニットに新しいパーツを投入することで、フェルナンドが大きなグリッドペナルティーを受けることはフラストレーションがたまります。ただ、それは週末における我々のプログラムの中ですでに考慮されていることであり、日曜日にその逆境に耐えられるマシンと戦略を彼に提供するべく、我々は懸命に仕事に取り組みます。今週末はジェンソンにとって300回目のグランプリとなりますが、これは重要な節目です。また、これは我がチーム全員およびパドック内の多くの人々が本人と一緒に祝う出来事です。ジェンソンはまだ十分に満足できるバランスをつかめていませんが、収集した膨大なデータを今夜解析した上で、明日の予選に向けてセットアップの方向性を選択します」

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