マクラーレン・ホンダ
マクラーレン・ホンダのスタッフは、2016年の開幕戦オーストラリアGPの日程が変更されたことを受け、2016年F1マシンの開発を間に合わせるためにクリスマス休暇返上で作業を進めた。

当初は4月3日(日)に予定されていたF1オーストラリアGPだが、昨年9月のカレンダー改訂により3月20日(日)に移動になった。アゼルバイジャンが加わって全21戦が組まれたため、各F1チームは遅い開幕でカレンダーが過密になることを懸念していた。

ホンダとの再タッグ初年度に大苦戦を強いられたマクラーレンは、ホンダエンジンの改善を期待しつつ今季マシン『MP4-31』で競争力を取り戻すことを願っている。

しかし、カレンダーの改訂によってマクラーレンの開発スケジュールに支障が生じたため、オペレーションディレクターのサイモン・ロバーツによればウォーキングのスタッフは12月のクリスマス休暇にも働いていたという。

「我々の製造プログラムはそれに対して構えていなかったのでね!」とサイモン・ロバーツはコメント。

「我々が解決しなければならなに問題を抱えているのはわかっていた。デザインとエンジニアリングのキャパシティという点でのプラン修正は比較的に単純だった。作業時間が少なくなったことで、全員がより熱心に働いている」

「しかし、製造スケジュールはクリティカルな経路に沿って立てられている。FIAのセーフティテストにすべて合格しなければならないし、最初のテストに間に合わせなければならない。このテストも前倒しされた。そういった状況では、ただプランを修正するだけというわけにはいかない。何か別のことが必要だ」

サイモン・ロバーツはクリスマスの間も続けられたハードワークが実を結び、MP4-31の開発をオンスケジュールに戻したと明かした。

「簡単に言えば、我々は5日間のプログラムに8シフトの作業を投入した。素晴らしい努力だった。全体で110人が関与し、我々はコンペティティブなパッケージでクリスマスの作業者たちに報いた」

「我々は本当に良好なレスポンスを得ており、皆もそれを楽しんでいるようだ。まだすべての時間が終わったわけではないのでやや奇妙ではあるが、そこには良い雰囲気があった。全員がなぜそれをやっているのかを理解し、その仕事によってすべてのチェック項目をクリアした」

「最も喜ばしいのは、おかげで新年を迎えたときにはスケジュール通りになっていたことだ。そして、プログラムは常にそう進んでいたかのように感じられた。信じられないくらいの努力だった」

マクラーレン・ホンダは、バルセロナテストが始まる前日の2月21日(日)に新車MP4-31を発表する予定としている。

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1