マクラーレン・ホンダ
マクラーレン・ホンダは、F1マレーシアGPの予選で、ジェンソン・バトンが17番手、フェルナンド・アロンソが18番手。後ろがマノー・マルシャであることを考えると、まだ事実上の最下位だ。

ジェンソン・バトン (17番手)
「予選セッション中はタイヤに熱を入れるのが難しかったし、第1セクターで苦労したけど、第2、第3セクターではうまく走ることができた。予選前には、すぐ上にいるライバルにもう少し近づけると期待していたし、今週末は我々のパフォーマンスが大きく前進した」

「レースペースやロングラン中の安定性についても、若干の向上ができるだろうし、明日の決勝ではライバルに迫る走りが見せられると思うので、楽しみにしている。セパンでは明るい点が多く、我々のペースは大幅に向上した。エンジンとエアロパッケージについてはまだ進化の余地があるが、みんな何をすべきかわかっている」

フェルナンド・アロンソ (18番手)
「今週末ここまでのパフォーマンスは、大会前に予想していたものよりも良いと思う。実際、前を行くライバルにかなり近づいているし、オーストラリアからの進歩はすばらしいものだ。ただ、まだこれは過程にすぎないし、さらに進化していく必要があるけど、今後Q1でノックアウトとなる期間はそんなに長くないのではないかと思っているし、今後数週間でのさらなる進化には自信を持っている。もし明日雨が降れば、チームにとっては新たな学習の場となる。開幕戦を欠場した僕にとっても、スタートの手順やフォーメーションラップ、ピットストップなど、すべてが今季初めてのことばかりだ。スタートポジションはあまり良くないけど、マクラーレン・ホンダのプロジェクトは長期的な視点で見ていることを理解している。メルセデスに勝ちたいとは思うけど、時間はかかるし、チャンスが来たときに、それを確実にものにできるような準備をしておくことが必要だ」

エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
「予選17番手、18番手という結果は、求めているレベルからは程遠いが、ポジティブな面は多々あったので、あまり悲観的に考えたくはない。まずは、フェルナンドが復帰できてよかった。彼は、マクラーレン・ホンダでの初めての予選セッションで、チームをリードし、その情熱はみんなに伝播していた。そして、ジェンソンとも同じくらいのタイムを出してくれた。2人とも、現時点でのMP4-30が出せる最大限の力を発揮してくれている。メルボルンと同じグリッドではあるが、パフォーマンスの向上は明らかだ。セパンのようなタイトコーナーの多いサーキットの方が、ストップ・アンド・ゴー型のメルボルンよりもMP4-30が力を発揮しやすいが、今週末のパフォーマンスは、コース特性の違いだけでなく、マシン自体が進歩した結果だ。もちろん、我々はまだ満足していないし、越えるべき山は残っている。ただ、確実に進化できているし、まだマシン開発の過程にあるということを心に刻み、じっと耐える時期だ。これからも進歩し続けていく」

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