マクラーレン
ペドロ・デ・ラ・ロサは、2009年に導入される可変フロントウイングによって、ピットストップでのノーズコーンを交換するのに時間がかかるかもしれないと警告している。

2009年のF1レギュレーションでは、先行マシンに近づいた際のダウンフォース不足を埋め合わせてオーバーテイクのチャンスを増やすために、今年はフロントウイングの可変フラップが取り入れられる。

しかし、フラップはコックピットとフロントウイングをつなぐため、油圧系や電子的な接続が必要になるため、デ・ラ・ロサは、レース中の事故でフロントウィングを破損した場合、ノーズコーンの交換作業が複雑になるだろうと指摘する。

「フロントフラップを調節できることにはネガティブな面もある。ひとつは、ピットストップ中のノーズ交換に時間がかかるかもしれないことだ」

「油圧系あるいは電気モーターを使うことになるが、いずれにしろコックピットからフラップを作動させるので、なにかしらケーブルを接続しなくてはならない」

「だから、全員にとってピットストップでのタイムロスが増えるだろう」

昨年末、2009年仕様の空力学的装置を搭載したBMWをテストしたあと、ニック・ハイドフェルドは、フロントウィイングの幅が広くなったために、レーススタート時に破損しやすくなるとの懸念を語っている。

しかし、デ・ラ・ロサはハイドフェルドの意見に同意せず、新型マシンをテストすればドライバーは違うサイズに慣れるだろうと考えている。

「それについては心配していないよ」

「先行マシンにどのくらい近づけるか、あるいは縁石をどのくらい利用できるかがわかるまでは少し時間がかかるだろう」

「でも、最終的には少しテストをすればすむことだよ。数km走れば問題にはならないだろう」

関連:2009年 F1マシン レギュレーション

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ペドロ・デ・ラ・ロサ