マクラーレン MP4-27
2012年シーズンのF1で一貫して速いマシンを持っていたのはマクラーレンだったことが分析によって明らかになった。

Speed Weekによると、最終的にタイトル争いはレッドブルとフェラーリのものになったが、シーズン全20戦の平均レースラップではマクラーレンが一貫して速いマシンを持っていたと報じている。

今年全てのファステストラップに基づいた計算によると、マクラーレンは理想値からわずか0.18秒遅いだけだった。

王者レッドブルの平均は0.38秒遅れの2位で、ロータスが0.7秒遅れで3位だった。0.75秒遅いフェラーリは4位だった。

「つまりフェルナンド・アロンソは4番目のクルマでチャンピオンになりかけたということだ」と同誌は報じている。

2012年の最速チームであるマクラーレンは今年7勝しており、レッドブルも同じく7勝、フェラーリはフェルナンド・アロンソが3勝している。

マクラーレンは、ルイス・ハミルトンとジェンソン・バトンがシーズン最後の2戦、オースティンとブラジルでそれぞれ優勝を飾った。

「我々は冬の間に通常進化を遂げる必要がある。レッドブルとフェラーリは全力でそれに取り組んでくるし、ロータスとメルセデスといった他のチームも追い上げてくるだろう」とマクラーレンのスポーティングディレクターを務めるサム・マイケルは Sun にコメント。

「だが、我々は冬の間に適切なことを行って、良いスタートを切れると強く確信している。メルボルンでは勝利を目指す」

Auto Motor und Sport が行った別の分析によると、2012年のチャンピオンシップを前後半で2つに分けた場合、マクラーレンのドライバーは、いずれのパートでもチャンピオンになることもなければ、2位にすらなれないという。


前半10戦では、フェルナンド・アロンソがレッドブルのマーク・ウェバーを40ポイント引き離して勝利。後半10戦ではセバスチャン・ベッテルがフェルナンド・アロンソに45ポイント差をつけた。

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / F1マシン