フェリペ・マッサ フェラーリ F1
フェリペ・マッサが、F1イギリスGPへの意気込みを語った。マッサは今週月曜日に新しいフロントウイングや軽量シャシーをテストするためにフィオラノで直線テストを行ったことを明らかにした。

フェリペ・マッサ (フェラーリ)
月曜日に珍しい経験をした。レース週末以外でF1マシンをドライブしたんだ!シーズン中のテストが禁止されたことで、通常レースの間はマラネロのエンジニアと次のレースのためのマシンの計画などについてかなり多くの話をして、実際にドライブはしないんだ。でも、今回はエアロダイナミクスのテストのためにル・マン24時間に参加して優勝したテストドライバーのマルク・ジェネと一緒にフィオラノでハンドルの後ろに座る仕事を与えられた。

運転ではなく「ハンドルの後ろに座る」と言ったのは、正直なところ、ドライバーにとってはあまり面白くないことだからだ。まるでロボットのように、クルマを単に直線で行ったり来たりさせただけさ。でも、チームとクルマの開発のためにはとても重要なことなので、満足している。直線で行ったり来たりさせるだけなので、エンジニアにマシンの感覚をあまりフィードバックできないけど、例えばフロントウイングを変更して、テレメトリーのデータをみて、風洞から得たデータと比較して数値があっているか、トラックでも正しいかを調べることができるんだ。

新聞に、今週末のイギリスGPはこの前のイスタンブールのレースと似たようなサーキットで行われれるので、僕たちはそれほど競争力がないと書いてあった。今週末のトラックも高速コーナーと流れるようなセクション、そして最後の低速セクターが特色で、同じタイプのブリヂストンタイヤを使うけど、僕たちは2週間前と同じように苦戦はしないと思う。僕たちは今週末、フロントウイング、軽量シャシーなど、マシンに新しいコンポーネントを追加するので、よりコンペティティブになるだろう。でも、もっと重要なのは、金曜日と土曜日にとても競争力があったのに、週末が進行して僕たちが後退してしまったことだ。今は何が起こったかわかっている。それが最も重要だ。路面温度がとても高いなかで、僕たちはあまりに低いダウンフォースで走ったけど、リアウイングで走行するべきだったと思う。気温が上がって、タイヤのグリップが下がってしまい、それを補填する必要があったんだ。気温が段階的に上がって、僕たちのマシンは最もダウンフォースが必要な最初のセクターで遅くなっていった。問題はマシンに特定の問題があったというよりも、僕たちの作業の仕方に関係していたと言える。

マシンにこれらの変更をしたことで、今週末はもっと競争力があると思う。シルバーストンでのレースは最後になるらしいね。特に午後に酷い雨が降って後退した昨年を考えれば、僕は特別なトラックレコード持っていないけど、ここでのレースをいつも楽しみにしていたんだ。素晴らしいトラックだし、次のイギリスGPもレイアウトやドライビングプレジャーに関してシルバーストンと同じくらい素晴らしい場所で行われることを期待しているよ。ロンドンでのシェルのイベントに参加するために、今日火曜日にマラネロから直接イギリスに向かうけど、問題はないし、ロンドンで時間を過ごすことを楽しみにしている。そのあと木曜日にシルバーストンへ向かう予定だ。

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カテゴリー: F1 / フェリペ・マッサ / スクーデリア・フェラーリ / F1イギリスGP