フェリペ・マッサ フェラーリ
フェリペ・マッサは、タイトルが決まるF1最終戦ブラジルGPを前にして、プレッシャーはないと語る。マッサに失うものはない。

ハミルトンが中国GPで優勝して7ポイント差となったことで、ハミルトンは、マッサを打ち破ってタイトルを獲るためには5位でフィニッシュさえすればいい。

一方、マッサは優勝または2位でフィニッシュすることがマストであり、ハミルトンにトラブルが起きることを期待しなければならない。

しかし、マッサは失うものがなくなった今、むしろレースに集中するだけだと語る。

「ポイント状況ではハミルトンより厳しい仕事になるけど、僕自身の週末の目標は彼よりもずっとはっきりしている。」

「僕は日曜の午後のレースに集中すればいいだけだし、チームメイトが僕の後ろで2番手になればいいね。僕が考えていることは、勝つことだけだ。そのあとのことは、僕の手中にはないし、僕たちがどう勝つかを正確にわかるには待たなければならないだろう。」

「間違いなくルイスは僕にプレッシャーをかけようとするだろう。でも、僕には失うものがないので、プレッシャーはないよ。僕の後ろには身内がいるし、あらゆるプレッシャーは彼にある。特に昨年のレースで起こったことを考えればね。シーズン最後の日曜日が待ちきれないよ。」

フェラーリはここ2年間、インテルラゴスで勝利をおさめている。マッサは2006年に優勝。昨年も最後のピットストップで、タイトル争いをしているライコネンを先に行かせるまではレースをリードしていた。

「ブラジルGPで何が起こるか予想するのは不可能だけど、僕たちのクルマがこのサーキットでとてもうまくいくのはわかっている。理由は正確には説明できないけどね。僕たちはいつもここでうまくいっているし、予選、レース、ドライでも雨でも、週末がそうなることを期待している。」

「上海のレースの最後のステージでキミをオーバーテイクしたことについて論評があるのは知っている。でも、それらを言っているのは、スポーツがどのようなものかあまり理解していない人たちだ。」

「チームスポーツだし、僕とキミの両方とも、チームのためにベストを尽くさなければならないことをわかっている。確かsに、レースドライバーの心理としては、常に前でフィニッシュしたいし、常に勝ちたい。友達とコンピューターゲームで遊んでいるときでも、F1カーをドライブしているときに関わらずね。」

「でも、全てのドライバーには彼らのチームとの契約があるので、個人としてレースはしない。チャンピオンシップを戦っていて、一人のドライバーだけが数学的に勝つ可能性があるなら、ピットレーンの全てのチームは同じことをするだとう。それ勝つ可能性のあるポジションにドライバーを置くことだ。それはこのスポーツの一部さ。」

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カテゴリー: F1 / フェリペ・マッサ / スクーデリア・フェラーリ