ロータス、E23での大躍進に期待
2014年の10ポイントにとどまったロータスは、ルノーからメルセデスにエンジンを切り替えた。
ロータスは26日（月）、2015年F1マシン『E23』の画像を公開。テクニカル・ディレクターのニック・チェスターは、昨年マシンの空力のどこが悪かったのかを正確に評価しているとし、E23の大きな改善を期待している。
「E23は我々にとって大きな一歩を象徴している。昨年のマシンで苦戦したことは秘密ではないし、我々は問題を起こした全エリアにターゲットを据えてきた」とニック・チェスターは述べた。
「風洞で力強い進展があっただけでなく、パッケージングや冷却でも前進している。E23は先代のマシンよりはるかに良いパフォーマンスを示すと期待している」
「どこが新しいかという点について言えば、もちろん新しいユニットサプライヤーが我々にとってかなり大きな違いになる。このエリアが最大のパフォーマンス上のゲインをもたらす部分の一つになると考えてこの変更を行った。パフォーマンスだけではなく、信頼性やドライバビリティ、パッケージング、冷却もまた同様だ。E22はのポテンシャルを解放するのは難しかったが、風洞では優れた数字を出していた。したがって、我々はマシンの性質をより柔軟なものにすることに注意を払った」
2014年の苦しいシーズンは、FIAがFRIC（フロント・アンド・リア・インターコネクティッド）サスペンションを禁じたときからさらに厳しさを増した。
しかし、ニック・チェスターは、ロータスが2015年シーズンに向けてこの部分の調整に取り組んできたと述べている。
「サスペンションに関して、昨シーズン途中でFRICサスペンションが違法とされたときに打撃を受けた。E23のサスペンション設計は、とりわけアップデートされたレギュレーションに合わせたものなので、もともと違った形で機能するように意図されたシステムをアップデートしようとはしなかった」
「2014年はマシンの様々な部分で多くを学び、たくさんの教訓を得た。我々にはかなりの進展があったとわかっている。他と比較してどこまでかはグランプリが始まるまでわからないが、昨年よりも大幅に競争力が増したシーズンを期待しているのは確かだ」
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