リアム・ローソン、F1マーシャルとの恐怖のニアミス「危うく殺すところだった」

スタート直後の第1コーナーでウィリアムズのアレクサンダー・アルボンと接触し、フロントウイングを破損。その修復のためオープニングラップ終盤にピットインしたが、ピットアウト直後に思わぬ危険が待ち構えていた。
ローソンが1コーナーに差しかかった際、コース上を2人のマーシャルが横断していたのだ。接触の影響で同コーナーにはデブリが散乱し、黄旗が提示されていたが、レーシングブルズのマシンが通過するタイミングと重なった。
ローソンは即座に無線で「Wait, the fuck? Oh my God, are you kidding me? Did you just see that?(は? なんだよこれ! おいマジかよ、今の見たか!?)」と叫び、「I could’ve fucking killed him, mate(危うくあの人を殺すところだった)」と激しく動揺を見せた。
この出来事の直後、ローソンはレースを続行したものの、マシンのダメージが大きく、その後リタイアを余儀なくされた。
レース序盤の混乱と安全管理の課題
第1コーナーの接触によるデブリ処理が必要だったとはいえ、レーシングスピードで走行中のマシンの前をマーシャルが横断したのは極めて危険な状況だった。幸いにも大事故には至らなかったが、FIAと主催者は今後の安全プロトコルを見直す必要がある。
F1では過去にも同様の「マーシャル近接ヒヤリ」事例が報告されており、今回のケースは再び安全体制への警鐘を鳴らす出来事となった。ローソンにとっても、短いレースの中で最も恐ろしい瞬間の一つだったに違いない。
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