リアム・ローソン 復帰戦のF1アメリカGPで9位入賞「スタートが重要だった」
リアム・ローソンは、ほとんどプラクティヅのないスプリント週末のF1アメリカGPでまだ「錆び付いている」なかで1年以上ぶりのF1レースで9位に終わったことが信じられなかった。

ダニエル・リカルドに代わってRBドライバーとなった彼は、アメリカグランプリでの自身の期待を抑えていた。VCARB 01のPUコンポーネントを数多くの変更したことによる60グリッド降格ペナルティにより、メインレースは最後尾からスタートすることになった。

ローソンにとって唯一の道は前進することであり、ターン 1 では 1 周目の混戦を利用し、外側を抜けて 5つポジションをを上げた。

22歳のローソンは1ストップ戦略を実行し、チェッカーフラッグを受けた時点でポイント圏内に入った。

『なんてことだ』ローソンは無線でエンジニアのピエール・ハメリンに言った。

『どうやってやったんだ?』

ハメリンは『君は早かった。これが我々のやり方だ』と答えた。

レース後、Sky Sport F1とのインタビューでローソンは、スタートがレースの雰囲気を決定づけたと語った。

「スタートが最も重要だった。最初のラップで4つか5つ順位を上げた」とローソンは説明した。

「正直に言うと、戦略的には最初はゆっくりやろうと思っていたけど、すべてがうまくいってチャンスが開けた」

「その時点から、良いタイヤで良い位置にいるとわかっていたので、あとはうまくいっただけだ」

「今週末のハースは非常に強かったと思う。トップ10からスタートした僕たちがレースで彼らに勝てたかどうかは分からない」

「スタート地点からポイント圏内でフィニッシュできたのは本当にクールだ。」

リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップRB・フォーミュラワン・チーム)

リアム・ローソンは、自ら認めているように、シートタイムなしではF1復帰の準備はできなかっただろう。2023年後半のF1レース参戦以来、彼はシートタイムに飢えていた。

「確かに調子が落ちてきたと感じた」とローソンは語った。

「どれだけトレーニングや準備をしても、これらのマシンを運転するための準備はできない」

「正直に言うと、この準備のために過去12か月間、これまで以上に肉体的に努力してきたけど、テストも非常に限られていた」

「大変だったし、金曜日はプラクティス1回で予選に臨むという戦いだった。思い通りにマシンをコーナーに突っ込ませるのに完全に慣れていないのは、決していい気分ではない」

「大変だったけど、週末を最後まで気持ちよく乗り切りたかったし、それができたと思う。」

週末のフォーマットはスムーズな復帰には役立たなかった。

ローソンは、土曜日のスプリントの予選に先立ち、金曜日に60分間のプラクティスセッションを1回だけ行った。

ローソンは19周のスプリントレースで16位でフィニッシュし、日曜日のグランプリにむけて15位で予選を通過した。

ローソンはQ1で3番目に速いタイムを出してアピールしたが、グリッドペナルティのためQ2では競争力のあるラップタイムを記録することはできなかった。

「今日は良かった。本当に、本当に良かった」とローソンは9位入賞について語った。

「昨日のレースでは、本当のペースを見せられなかったと感じた。もちろんQ1ではそれを示したと思うけど、トラックの進化などにより、Q2では改善し、Q3でも確実にチャンスがあっただろう」

「今日はスピードが出るだろうと分かっていた。スピードが出ることを期待していたけど、レースは明らかに大きく異なる。昨日はクルマで大きな進歩を遂げたが、レースでも同じ結果になるかどうかはわからないありがたいことに、同じ結果になった」

「ハードタイヤでの最初のスティントは、延ばし続けることができた。マシンはどんどん快適になっていった。僕も順応してきた。とても満足している」

リアム・ローソンは10月26日から28日まで開催されるメキシコシティグランプリでRBと共にF1シーズンを継続する。

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カテゴリー: F1 / リアム・ローソン / F1アメリカGP / ビザ・キャッシュアップRB