F1ラスベガスGP 決勝:トップ10 F1ドライバーコメント
2023年F1第22戦ラスベガスGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。

F1ラスベガスGPの決勝では、マックス・フェルスタッペンが、タイムペナルティ、接触、セーフティカーピリオドを乗り越えてトップチェッカーを受けて今季18勝目。2位にはファイナルラップでセルジオ・ペレスをオーバーテイクしたシャルル・ルクレールが続いた。

1位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「ビバ・ラスベガス! レースはエキサイティングで楽しかったけど、とてもあわただしい一戦だった。今日の優勝は努力なくしては勝ち取ることはできなかったし、たくさんのオーバーテイクとバトルがレースを面白くさせてくれた。スタート直後のことで5秒ペナルティを受けてしまったのは残念だったけど、シャルル・ルクレールを押し出すつもりはなく、1コーナーで二人ともブレーキングを遅らせて進入したところ、グリップがなく起こってしまったことだった。ミディアムタイヤからのスタートは大変だったけど、ハードタイヤに変更してからはペースが大幅に改善された。接触でフロントウイングにダメージを負ってしまっていたので、ダウンフォースを大幅に失ってしまったけど、走行可能だったので続行することにした。そのあとは全力でプッシュし、最終ラップではセルジオ・ペレスがスリップストリームを使えるように走った。チームで表彰台1-2を獲得できず残念だったけど、ドライバーズチャンピオンの1-2を獲得するというすばらしい結果になった。次戦はいよいよ今シーズン最後のレースをアブダビで迎える」

2位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「今日は何もやり残したことはないし、チームも完璧なレースを展開してくれた。残念ながら、セーフティカーの5周前にピットインしたばかりで、リスタート時に使用済みのハードタイヤの温度を上げるのに苦労した。そこでマックス(フェルスタッペン)とチェコ(ペレス)がフレッシュタイヤでアドバンテージを得たけど、残念ながらそのせいで優勝を逃してしまった。とはいえ、本当にいいバトルでアドレナリンがたくさん出たエキサイティングなレースだった。週末がうまくまとまって、ラスベガスでの初グランプリがドライバーとファンにとってエキサイティングなものになったことをうれしく思う。来年また戻ってくるのを楽しみにしている!」

3位:セルジオ・ペレス(レッドブル)
「スタートからとても緊迫した展開となり、フロントウイングにダメージを負ってしまった。もう終わりかと思ったけど、ハードタイヤに替えてからのペースがとてもよく、レースで再びトップ争いができる位置に戻ることができた。セーフティカーが僕たちにとっていいタイミングで出たこともあり、そこから調子を上げることができた。ルクレールをオーバーテイクしたけど、装着したウイングが少し余分だったこともあって、彼を十分に引き離すことができなかkった。表彰台の2位を獲得できなかったのは悔しいけど、トップスピードが少し足りなかったようだ。チームにとって初めてドライバーズランキングで1-2を獲得し、歴史に残る偉業を達成できたことをとても誇りに思う。今シーズンは、よいときは最高な結果だけど、悪いときは最悪な結果になってしまうこともある緊迫したシーズンを過ごしている。ドライバーとして、そして人間として、このようなタフな経験をくぐり抜けてきたことは、このシーズンで得た最大のものだと感じている。メンタル面でも厳しい時期はあったけど、それを上回る最高の結果を出すことができた。チームと支えてくれたすべての人に感謝をしている」

4位:エステバン・オコン(アルピーヌ)
「ポイント圏外から4位でフィニッシュするとは、ラスベガスの夜はなんということだろう! この素晴らしいリザルトと挽回を成し遂げたチームに心からおめでとうと言いたい。スタートはカオスと化していたけど、何とかクリーンな状態をキープして1周目に8つポジションを上げることができた。その後は我慢強く、クリーンなレースを展開する必要があったし、タイヤマネジメントがカギとなった。途中、何度かオーバーテイクもできたし、この素晴らしい会場で4位を獲得できたことは、特に予選後の気持ちを考えれば、本当に素晴らしい結果だ。来週はアブダビでもう1レースあるので、この勢いをシーズン最終戦につなげたい」

5位:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「楽しいレースだった!多くのドライバーがコース外に出ていく中、1コーナーで10ポジションを上げ、19番手から9番手まで順位を上げて、すぐに勝負できる感じた。そこからは、前がかりになって速いマシンで終始攻め続けた。僕たちは良い戦略を立てたし、両セーフティカーの下でピットインし、第1コーナーで数台をパスして5位を確保した。レースをするには最高のトラックだったし、ファンのためにいいショーができたことをうれしく思う。

6位:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「僕にとっては厳しいレースだったけれど、チームにとってはいい週末だった。中団でのレースだったのでエンジン温度に苦しみ、すぐに順位を上げるのは難しかった。でも、2ストップ作戦に切り替えたことで、レース後半は順位を上げて6位でフィニッシュすることができた。ペナルティ後のダメージリミテーションのケースであり、コンストラクターズ選手権にとって非常に重要なポイントを獲得することができた。来週のアブダビでのレースが待ちきれない。2位争いはまだ続いているし、そのために全力を尽くすよ」

7位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「本当にチャレンジングなレースだった。ハードタイヤでスタートしたけど、序盤はトリッキーだった。ターン1でサインツから大きなヒットを受けて、前のクルマにぶつからないようにしていた。いくつか順位を下げてしまった。その後は集団から挽回することに集中し、フィーリングも良かった。タイヤのフィーリングも良かったし、ペースも良かった。ピアストリのインを突いたけど、何が起こったのかよくわからない。後ろから大きな衝撃を感じたけど、レーシングインシデントだったと思う。すぐにパンクしたわけではなく、ピット入口を通過するときにリアが動くのを感じた。それで1周スロー走行することになった。最後尾からの再スタートでポイントを獲得できたことに感謝している。僕たちのマシンには長所があるけれど、そのパフォーマンスをすべて引き出すのが難しいこともある。昨日の予選もそうだったけど、決勝では自分たちのペースを発揮できてよかった。レースがエキサイティングだったことにも感謝している。トラックがあんなに素晴らしいとは思っていなかったけど、たくさんのレースがあり、オーバーテイクのチャンスもあった。この週末に否定的だった人たちのために、ラスベガスはそれが間違っていたことが証明したと思う」

8位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「今日は僕の責任だった。フェルスタッペンを見ていなかった。フェルスタッペンは完全に死角に入っていて、接触してしまった。彼らが僕たちよりずっと速かったのは分かっていたし、ポジションを譲っていいと思っていた。僕たちの戦いはフェルスタッペンとの戦いではないし、タイヤマネジメントのほうが重要だとわかっていた。表彰台を狙っていただけに本当に残念だ。セーフティカーが入ったことでレースの流れも変わってしまった。今日もまた棒に振ってしまったような感じだし、今は本当にがっかりしている。これが僕たちのシーズンの物語だ。アブダビに向けてポジティブなこともある。今日は2位争いに加わっていたけど、コンストラクターズ選手権で2位を獲得するためには、最終戦で強い走りを見せなければならない」。

9位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「このレース週末をポイント獲得で終えることができてうれしい。とくにスタート直後の第1コーナーでのインシデントで反対の方向を向いていただけにね。セーフティカーを最大限に生かして順位を上げることができた。全体的に、今夜のレースは楽しかったし、コース上で素晴らしいバトルが展開された。グレイニングが多く、グリップレベルも低かったけど、スポーツとして来年のラスベガスでのレースに向けて多くの学びを得ることができた。アブダビに向かい、コンストラクターズ選手権4位争いに全力を尽くす」

10位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「10位とファステストラップ。あのレースではもう少し上位に値するものがったと感じている。ペースは良かった。結局のところ、あまり大きな違いはなかった。セーフティカーが出たときに、あのようなポジションでハードスタートをしたことで追いつかれてしまった。昨日よりはずっといいし、マシンのペースもまだかなりいいのでポジティブにとらえるつもりだ」

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カテゴリー: F1 / F1ラスベガスGP / F1ドライバー