F1ラスベガスGP 1周目のカオスはパレードのクラシックカーのオイルも影響
F1ドライバーたちは、2023年F1ラスベガスGPのグリッドにクラシックカーがオイルを落としたことが「容認できない、ショッキングで不公平な状況」を作り出したと考えており、FIA(国際自動車連盟)に対策を求めている。

毎レース恒例となっているように、20人のドライバーはパレードラップをこなしながらトラックを一周し、グランドスタンドに紹介される。多くの場合、クラシックカーが用意され、オーナーによってドライブされる。

レーススタートの約90分前、オスカー・ピアストリとランド・ノリスを乗せたマシンがピットウォールに近い側のグリッドにオイルを落とし、マーシャルがセメントの粉をまいて滑りやすくなったオイルを拭き取った。

FP1でウォーターバルブカバーに接触してマシンに大きなダメージを負い、フェラーリのコントロールエレクトロニクスパッケージを変更したことで10グリッド降格ペナルティを受け、12番手からスタートしたカルロス・サインツは、ターン1でルイス・ハミルトンに接触してスピンしたのはオイルのせいだと考えている。

サンインは、滑りやすい路面は容認できないと語った。

「ドライバーズパレードに使ったクルマからオイルがたくさん出ていた。それもFIAが注目すべき点だ」とサインツは語った。

「すべてのオイルがイン側のラインにあったのは不公平だ。すでにトラックが汚れていたのとは別に、レース1時間前にオイルが漏れているクルマをコースで走らせた。繰り返すが、これは容認できない」

「おそらくターン1でのクラッシュで代償を払った」

F1ラスベガスGP

サインツから5つ遅れの11位でフィニッシュしたアルピーヌのピエール・ガスリーも、何台かのマシンに不公平なシナリオを作り出してしまったと考えている。

「特に僕たちにとっては今年最高の場所(4位)に並んだことが良くなかった」とガスリーは語った。

「すでにFIAと話し合ったけど、いくつかの点は変更になると思う。オイルの上でスタートするマシンと綺麗な舗装路でスタートするマシンがいるのは不公平だ。きっと修正されると思う」

ガスリーと並んで3位スタートとなったGPDA理事のジョージ・ラッセルは「そういったヒストリックカーがオイルを落とすのを見るのは初めてではない」と語った。

「状況がどれほど酷いのを見るのはかなりショックだった。でも、彼らはレースに向けてそれを片付けるために良い仕事をしてくれた」

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カテゴリー: F1 / F1ラスベガスGP