ランド・ノリス F1カナダGPのマクラーレン同士討ちを謝罪「自分がバカだった」

ノリスはレース終盤、4位争いの中でピアストリを追い詰め、両者のギャップは徐々に縮まっていた。ヘアピンでのオーバーテイクにより一時はノリスが前に出たものの、ピアストリがターン13でポジションを奪い返す展開となった。
しかし、その後ノリスがストレートで再び抜きにかかった際、25歳のイギリス人ドライバーはブレーキングを遅らせすぎ、ピアストリのマシンに追突してしまった。
この接触でノリスのマシンはダメージを負い、彼はコース脇にマシンを停めてリタイアを余儀なくされた。一方のピアストリは走行を続け、最終的に4位でチェッカーを受けた。このインシデントによってセーフティカーも導入された。
2025年F1カナダGP:67周目にマクラーレン同士が接触しノリスがリタイア
レース後に振り返ったノリスは、この一件について全面的に責任を認め、その瞬間にどう考えていたかを語った。
「オスカーがもう少し右に寄ると思ったんだ。もちろん、彼が簡単に抜かせてくれるなんて期待してなかったけど、単純に僕の判断ミスだった」と6勝を誇るノリスは説明した。
「完全に僕のミスだ。全責任は僕にある。だからチーム全員とオスカーに謝りたい。あんな動きをしてしまって申し訳ない」
「チャンピオン争いをしている以上、仕掛けるしかなかったのでは?」と問われるとノリスはこう答えた。
「うん、でもヘアピンでの仕掛けみたいに、いいフェアな動きっていうのがある一方で、終盤にやったみたいにバカな行動もある。あれは明らかにバカだった」

Sky Sports F1のインタビューでは、ノリスはピアストリを追う中で「道を譲ってほしい」と頼んだことは一切なかったと明言。ピアストリはその時メルセデスのキミ・アントネッリ(3位)を追っていた。
またノリスは、次戦オーストリアGP(6月27~29日)に向けてどのように気持ちを切り替えるかについても聞かれ、次のように答えた。
「今夜はベッドに入って、みんなに謝って、それから切り替えて進むよ」
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