ランド・ノリス F1カナダGP予選「必要なときにまとめられなかった」

マクラーレンのノリスは、モントリオールでの予選前半セッションでは好調なペースを見せ、Q1で最速、Q2でも2番手につけていた。
しかしQ3では苦戦を強いられ、最初のアタックでは最終シケインでコースオフ。その後のラップでは1分11秒625を記録したが、ポールポジションを獲得したジョージ・ラッセルやチームメイトのオスカー・ピアストリがタイムを更新する中、ノリスはそれに届かず、日曜の決勝を7番グリッドからスタートすることになった。
マクラーレン勢はQ3終盤でピレリのミディアムタイヤ(C5)を選ばず、ソフト(C6)を使用。一方、ラッセルとマックス・フェルスタッペンはC5を使用してフロントロウを獲得した。
ノリスはセッション後、「ちょっとプッシュしすぎたし、ミスが多すぎた」と予選を振り返った。
「何が可能だったかと聞かれたら、トップ3には入れたかもしれないけど、ポールは無理だったと思う」
「グリップが上がってくるとき、ミディアムタイヤの方が少し良くなることもあるから、そのあたりの影響は分かりにくいけどね。ミディアムの方がわずかに良かった可能性もある。でも結局は賭けだったし、どのチームもそれぞれの判断がある。僕らはそっち(ミディアム)じゃない方がいいと思った。それが僕らの判断だった」
「でも結局、必要なときにうまくまとめられなかった」

ノリスはドライバーズチャンピオンシップでチームメイトのピアストリに10ポイント差で追う立場にあるが、グリッド上では間にキミ・アントネッリ、ルイス・ハミルトン、フェルナンド・アロンソが立ちはだかる。ノリスは決勝で順位を大きく上げるのは難しいだろうと見ている。
「どうなるかは難しいね」とノリス。「前にいるクルマの何台かよりは僕らの方が速いかもしれないけど、全員ではない。トップ5に入れれば上出来じゃないかな」
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