ランド・ノリス 「マクラーレンにとってF1王座はフェラーリより大きな意味」
ランド・ノリスは、マクラーレンが2024年にF1タイトルを獲得すれば、チームがこれまで苦しんできたことを踏まえ、フェラーリなどのライバルよりも「意味がある」と考えている。

マクラーレンは、1998年以来となるコンストラクターズチャンピオンシップの獲得を目指し、フェラーリに21ポイントの差をつけて今週末のアブダビでの対決に臨む。

9月にバクーで行われたレースでレッドブルを追い越して以来、マクラーレンはランキング首位を走っているが、フェラーリの復活により、最終戦までもつれ込むこととなった。

マクラーレンがこのような状況に陥るのは2005年以来のことだが、ノリスは、マクラーレンがこの位置につけたアプローチを変える必要はないと強調した。

「外部からのプレッシャーは大きいけれど、チーム内ではそれほど変わらないと思う」とノリスはメディアに語った。

「シーズンを通して、良いパフォーマンスを、良い結果を出すためのプレッシャーがあった。

「ドライバーである僕自身にも、特にシーズン後半には、良いパフォーマンスを出すためのプレッシャーがあった」

「自分としてはそれなりの仕事ができていると思っているが、それ以上に、エンジニアやメカニックなど、外部からのプレッシャーの方が大きいと思う」

「チームの全員が最終戦を前にして多少ナーバスになっていると思うが、同時に何も変わってはならないし、変わる必要もない」

「僕たちがやってきた仕事はとても良いものだ。チーム全員を誇りに思うし、これまで通り、同じことを続けていくだけだ」

ランド・ノリス F1 マクラーレンマクラーレンとフェラーリのどちらかがコンストラクターズチャンピオンとしてアブダビGPを去る。

ノリスはマクラーレンのタイトルをより高く評価している
マクラーレンは、昨シーズン中盤のアップデート以来、上昇を続けている。このアップデートが転機となり、ポイント獲得に苦しんでいたチームは表彰台獲得まで上り詰めた。

2019年にデビューして以来チームに所属しているノリスは、マクラーレンが経験した苦難がタイトル獲得の喜びをより一層確かなものにするだろうと考えている。

「僕たちが戦っているチーム、レッドブル、フェラーリ、メルセデス、いずれも過去6年間、僕たちのような苦難を経験していない」とノリスはスカイF1に語った。

「だから、僕たちにとっては他の誰よりも意味があることだと思う」

「常に何かしらの意味がある。常に誰にとっても大きな意味がある。それは明らかだ」

「でも、僕たちは彼らよりもずっと下からやってこなければならなかった。それは僕たちの落ち度であり、僕たちのせいだ」

「でも、ずっとトップにいて最終的に勝利を収めるよりも、ずっとクールなストーリーになるね」

マクラーレン、アブダビでの接戦を予想
ノリスは先週末のカタールGPで、マクラーレンの王座奪還に向けた絶好のチャンスを無駄にした。イエローフラッグ中のスピード違反により、2位フィニッシュを逃した。

ノリスは、マクラーレンのMCL38マシンが高速サーキットのルサイル・インターナショナル・サーキットで、これほどまでに競争力があるとは思っていなかったと認めた。

「ここは過去に僕たちにとって最高のトラックではなかった」と彼は認めた。「カタールは僕たちにとって素晴らしい機会だったが、明らかに計画通りにはいかなかった」

「今週末は4チームすべてが僅差で戦うことになるだろう。僕たちのうち誰かが大きくリードするとは思わない」

「先週末のレースでは、マックスと私との間で、かなりの差をつけて最速だったことは明らかだったと思う」

「しかし、その前の日、つまり隔たりとなる1日を考慮すると、ジョージがメルセデスで最も速かったのは明らかだ」

「これら2つの要素を考慮すると、金曜日の時点ではフェラーリが最も速かった」

「優勝できる可能性があるのは4チームだ。僕たちは良い仕事ができ、うまく実行できると確信しているが、その4チームのトップに立てるのか、それとも4チームの最後尾に沈むことになるのかはわからない」

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カテゴリー: F1 / ランド・ノリス / マクラーレンF1チーム / F1アブダビGP