ランス・ストロール アストンマーティンF1離脱論に反論「2戦悪ければクソ扱い」

ストロールは今季序盤、オーストラリアGPで8ポイント、中国GPで2ポイントを獲得するなど比較的好調な滑り出しを見せたが、以降は失速。さらに、手首の古傷の悪化によりスペインGPを欠場したことも成績に影響している。
こうした状況を受け、グロックはカナダGP週末にSky Deutschlandで「これだけF1に長くいるにもかかわらず、スポーツ的には必要なレベルに達していない」「フェルナンド・アロンソに迫る週末もあるが、1年を通して見ると常に後れを取り、ミスも多い。今の状況を打破するには体制を見直すべきだ」と述べていた。
これに対しストロールは、F1の世界がいかに短絡的かを指摘した。
「F1っていうのは、すごく短期的な意見に支配されるビジネスなんだ。2戦いい結果を出せば世界最高のドライバーって言われるし、2戦ダメだと『このスポーツにいる資格がない』って言われる。完全にクソ扱いされる」
「でも、それがF1という世界の現実だし、昔からそうだし、これからも変わらないと思う」

さらにストロールは、自身のメンタルの持ちようについても語った。
「悪い日っていうのは、当然ながら楽しくない。でも、良い日があればその日は楽しい。そういうものだと思ってる」
「僕は自分がやっていることに集中して、僕のエンジニアやチームのように、本当に何が起きたのかを理解している人たちとだけ話すようにしている。週末ごとの結果がどうして良かったのか、あるいは悪かったのか、そういう理由を知っている人たちとね」
「だから、自分のエネルギーはそういう狭い範囲に集中させるようにしている。それが僕にとっては大事なんだ」
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