小林可夢偉 Q&A:「日本に何かお返しをしたい」
小林可夢偉が、今週末のF1ベルギーGPを前に、これまでのシーズンを振り返った。
可夢偉、今シーズン末でブリヂストンがF1レーシングから去れば、F1に関与する日本人はあなたぐらいになってしまいます。最後のひとりになることをどう思いますか?
ええと、なんて言えばいいんでしょう? 残念です。でも、僕がここにいることは良いニュースです。これまでのサポートに感謝するためにも、F1から日本に何かお返しをしたいですね。サポートがなければ僕はここにいれなかったと思いますから。
日本からはたくさんの素晴らしいドライバーが参戦していましたが、グランプリで優勝したドライバーはいませんでした。それが余計なプレッシャーになってはいませんか?
プレッシャーは全くないです。僕は自分の仕事をしていますし、結果はついてくるでしょう。いつか表彰台のトップに立つと信じていなければ、F1に参戦するべきではないと思います。
2009年にトヨタで見事にティモ・グロックの代役を務めたあと、BMWザウバーとの2010年シーズンのタフなスタートとなりましたね・・・
2つの良いレースのあとにトヨタがF1から撤退したときは本当に落ち込みました。でも、公平に考えましょう。これはもうひとつのチャンスであり、ここでよ良い結果を出せば、日本人のF1ファンにとって大きな意味があります。これまで日本人ドライバーは全員、日本企業からとても強力な支援を受けてきましたが、僕はそうではない初めてF1ドライバーです。今の僕に必要なのは、ネガティブではなくポジティブに考えることです。自分自身をとても誇りに思っていますし、昨シーズン、レースをするチャンスを与えてくれたトヨタには本当に感謝しています。それがこのコックピットへのチケットになったんですから。そしてブラジルとアブダビの結果によって、僕の市場価値は本当に高くなりました。
過去12戦で完走は6回だけで、最初の4戦ではチェッカーフラッグを受けることができませんでした。それにはどのように対処しましたか?
とても厳しかったですけど、チームほどではありませんでした。僕は、F1に入ったばかりのルーキーでしたが、BMWザウバーには非常に長い成功の歴史があり、あのようなことが続いたのはちょっと大変なことでした。トルコでポイントを獲り始めたら、多くのことが変わりました。次戦のカナダは、僕が台無しにしていしまい、チームにはそのことを謝りました。でも、そのあとはかなりコンスタントにポイントを獲得できるようになって、チームも一緒に成長を始めたと感じられるほどでした。最後の7戦でもっとよい結果をもたらせることを期待しています。
これまでの自身のパフォーマンスには満足していますか? どこを改善させなければいけないと思っていますか?
マシンがよければ、良い結果を出すのは簡単です。でも、マシンの操縦がとても難しい場合はフラストレーションが溜まりますし、良い結果を出すのがとても難しくなります。でも、そのような状況のなかでも、ドライバーは違いを生み出すことができます。普通なら失ってしまう1ポイントを獲得することができます。それを信じていなければなりません。あらゆる困難に打ち勝つドライバーになることができれば、切望しているポイントをもたらすことができます。僕もペドロ(デ・ラ・ロサ)もそうだったと思います。ここ数戦についてはとても満足しています。
あなたはGP2シリーズとアジアシリーズに参戦した数少ないドライバーのひとりなので、今シーズンのトラックをしっているはずです。それは役に立ちますか?
いいえ、あまり。新しいトラックを走ることはドライバーにとって大きな問題ではありません。残念ながら、実際には僕はGP2でそれほどの距離を走ってはいません!
経験豊富なチームメイトを上回っていることにはどれくらい満足していますか?
僕たちは、予選までは全データを共有しなくてはなりません。本当の違いは、実際にはレースのスタートで始まります。なので、僕たち二人は違う状況に直面しなければならないし、それらの状況に対応しなくてはなりません。そのあとで本当のことがわかります。ペドロはときどきかなり不運でしたが、ブダペストでは巻き返して、僕たちは砂らしいチーム結果を出すことができました。今の僕たちは成功の甘い香りを経験したので、もっと経験したいですね! そのために一生懸命頑張ります。
バレンシアでのレースは、チームのパフォーマンスレベルのターニングポイントになりましたね・・・
そうすね。バレンシアは、切望していたターニングポイントになっていたらいいですね! 僕たちはシーズン開幕からマシンをかなり変更しました。もちろん僕も経験を積みました。個人的にはとても重要なことです。
あなたにとって今シーズンの良い結果とは何ですか?
表彰台とはは期待していません。もちろん、それは難しいと思います。僕は現実的です。コンスタントに多くのポイントを獲得したいです。それは僕にとってもチームにとっても良いことだと思います。
スパは、BMWザウバーが最近活躍していたトラックとは全く異なるトラックですが・・・
現時点では、僕たちのマシンに非常に合うトラックだと言っておきます。でも、週末全体が雨にるという予報があるので、状況を考えると何とも言えません。厳しいレースになるのは確かです。僕たちのいつもの予選位を考えると、最初のコーナーでレースを捨ててしまうことがないようにスタートではとても慎重にならなければならないでしょう。
カテゴリー: F1 / 小林可夢偉 / ザウバーF1チーム
可夢偉、今シーズン末でブリヂストンがF1レーシングから去れば、F1に関与する日本人はあなたぐらいになってしまいます。最後のひとりになることをどう思いますか?
ええと、なんて言えばいいんでしょう? 残念です。でも、僕がここにいることは良いニュースです。これまでのサポートに感謝するためにも、F1から日本に何かお返しをしたいですね。サポートがなければ僕はここにいれなかったと思いますから。
日本からはたくさんの素晴らしいドライバーが参戦していましたが、グランプリで優勝したドライバーはいませんでした。それが余計なプレッシャーになってはいませんか?
プレッシャーは全くないです。僕は自分の仕事をしていますし、結果はついてくるでしょう。いつか表彰台のトップに立つと信じていなければ、F1に参戦するべきではないと思います。
2009年にトヨタで見事にティモ・グロックの代役を務めたあと、BMWザウバーとの2010年シーズンのタフなスタートとなりましたね・・・
2つの良いレースのあとにトヨタがF1から撤退したときは本当に落ち込みました。でも、公平に考えましょう。これはもうひとつのチャンスであり、ここでよ良い結果を出せば、日本人のF1ファンにとって大きな意味があります。これまで日本人ドライバーは全員、日本企業からとても強力な支援を受けてきましたが、僕はそうではない初めてF1ドライバーです。今の僕に必要なのは、ネガティブではなくポジティブに考えることです。自分自身をとても誇りに思っていますし、昨シーズン、レースをするチャンスを与えてくれたトヨタには本当に感謝しています。それがこのコックピットへのチケットになったんですから。そしてブラジルとアブダビの結果によって、僕の市場価値は本当に高くなりました。
過去12戦で完走は6回だけで、最初の4戦ではチェッカーフラッグを受けることができませんでした。それにはどのように対処しましたか?
とても厳しかったですけど、チームほどではありませんでした。僕は、F1に入ったばかりのルーキーでしたが、BMWザウバーには非常に長い成功の歴史があり、あのようなことが続いたのはちょっと大変なことでした。トルコでポイントを獲り始めたら、多くのことが変わりました。次戦のカナダは、僕が台無しにしていしまい、チームにはそのことを謝りました。でも、そのあとはかなりコンスタントにポイントを獲得できるようになって、チームも一緒に成長を始めたと感じられるほどでした。最後の7戦でもっとよい結果をもたらせることを期待しています。
これまでの自身のパフォーマンスには満足していますか? どこを改善させなければいけないと思っていますか?
マシンがよければ、良い結果を出すのは簡単です。でも、マシンの操縦がとても難しい場合はフラストレーションが溜まりますし、良い結果を出すのがとても難しくなります。でも、そのような状況のなかでも、ドライバーは違いを生み出すことができます。普通なら失ってしまう1ポイントを獲得することができます。それを信じていなければなりません。あらゆる困難に打ち勝つドライバーになることができれば、切望しているポイントをもたらすことができます。僕もペドロ(デ・ラ・ロサ)もそうだったと思います。ここ数戦についてはとても満足しています。
あなたはGP2シリーズとアジアシリーズに参戦した数少ないドライバーのひとりなので、今シーズンのトラックをしっているはずです。それは役に立ちますか?
いいえ、あまり。新しいトラックを走ることはドライバーにとって大きな問題ではありません。残念ながら、実際には僕はGP2でそれほどの距離を走ってはいません!
経験豊富なチームメイトを上回っていることにはどれくらい満足していますか?
僕たちは、予選までは全データを共有しなくてはなりません。本当の違いは、実際にはレースのスタートで始まります。なので、僕たち二人は違う状況に直面しなければならないし、それらの状況に対応しなくてはなりません。そのあとで本当のことがわかります。ペドロはときどきかなり不運でしたが、ブダペストでは巻き返して、僕たちは砂らしいチーム結果を出すことができました。今の僕たちは成功の甘い香りを経験したので、もっと経験したいですね! そのために一生懸命頑張ります。
バレンシアでのレースは、チームのパフォーマンスレベルのターニングポイントになりましたね・・・
そうすね。バレンシアは、切望していたターニングポイントになっていたらいいですね! 僕たちはシーズン開幕からマシンをかなり変更しました。もちろん僕も経験を積みました。個人的にはとても重要なことです。
あなたにとって今シーズンの良い結果とは何ですか?
表彰台とはは期待していません。もちろん、それは難しいと思います。僕は現実的です。コンスタントに多くのポイントを獲得したいです。それは僕にとってもチームにとっても良いことだと思います。
スパは、BMWザウバーが最近活躍していたトラックとは全く異なるトラックですが・・・
現時点では、僕たちのマシンに非常に合うトラックだと言っておきます。でも、週末全体が雨にるという予報があるので、状況を考えると何とも言えません。厳しいレースになるのは確かです。僕たちのいつもの予選位を考えると、最初のコーナーでレースを捨ててしまうことがないようにスタートではとても慎重にならなければならないでしょう。
カテゴリー: F1 / 小林可夢偉 / ザウバーF1チーム