小林可夢偉 「ビアンキに当てられなければポイントを獲れた」
小林可夢偉は、F1モナコGPの決勝レースを13位で終えた。

小林可夢偉 (ケータハム)
「「13位でしたが、もしビアンキがあの時僕にぶつけて無理に抜いていかなければ、ポイント圏内でフィニッシュできていたので非常に残念です。接触のダメージでクルマはまともに走れる状況ではなかったです。そういうクルマの状態での完走は、悪くはない結果だったとは思います」

「戦略もピット作業も良かったですし、とにかくチームは全力を尽くしてくれたので、今日のようなポジションでフィニッシュができました。でも、ぶつけて抜いていくというのはいいことではありません。スタートはクリーンでした。ビアンキの前の位置をキープして、ターン1でチルトンを抜きました。フォースインディアのクルマのパーツを避けながらヘアピンを下っていき、セーフティーカーが出たときは15番手でした。その後も他車のリタイアがあり、13番手、12番手とポジションが上がっていき、この時点ではクルマの状態も良かったです。2回目のセーフティーカーが出た25周目に最初のピットインをしてソフトタイヤに履き変えて12番手でコースに戻り、後ろにライコネンとビアンキがいました。その数周後、クルマの側面にビアンキがぶつけてきました。彼はクルマをぶつけて無理にスペースをこじ開けたのに、なぜこの行為に対して何もアクションがないのか不可解ですが、とにかくこの接触でクルマの状態が非常に悪くなり、マルシアの2台とチームメイトに先行されてしまいました。サイドポッドとフロアに大きなダメージを負って、リヤのダウンフォースを失ったため、タイムが遅くなるだけで、どうしようもなかったです。チルトンの前でフィニッシュできましたが、このような終わり方は、チーム全員が自分たちに落ち度がないのに負けてしまったと感じているはずです。ただ、これで気を落とすことなく、今回の経験をバネに、よりいっそう直近のライバルを絶対に抜くという気持ちを強く持って、プッシュしていきます」

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カテゴリー: F1 / 小林可夢偉 / F1モナコGP