小林可夢偉
ケータハムは、F1オーストラリアGP初日のフリー走行でマシントラブルに見舞われ、小林可夢偉は午前中の1周、マーカス・エリクソンも両方のセッションでインストレーションラップしか走れなかった。

小林可夢偉 (21番手)
「両セッションをあわせてたったの1周というのは、決していいシーズンのスタートとは言えません。特ににバーレーンのテストでは信頼性は高かったですから。ただ、原因は分かっていますのでとにかく明日に向けてチームが懸命に修復作業を行っています」

「トラブルは燃料システムで起きました。インスタレーションラップ自体はなにも問題はなかったのですが、ピットに戻ってきたときに燃料漏れでエンジンカバー内部で少し火がつきました。すぐに消化しましたが、トラブルの原因を突き止めた時は、もうフリー走行2回目に間に合わないタイミングだったので、明日しっかりと走れるようにパワーユニットを切り離して修復作業を行う決断をしました。このようなスタートになってしまいましたが、明日と日曜日に向けてはまだ充分ポジティブな気持ちを持っています。僕たちは小さなチームですが、どのチームにも負けないほど全員が一生懸命働いていますし、バーレーンテスト同様の信頼性を取り戻すことができれば、これからでもいい週末にできると思います」

マーカス・エリクソン (20番手)
「僕の初めての完全なグランプリ週末は思っていたよりも難しいスタートになってしまったけど、全ての問題を初日で片付けたということになることを願っている! 午前中はエンジンの電気系の問題1周しかできなかった。メインストレートで突然パワーが落ちたけど、それでもピットにクルマを戻すことができたし、調べたところ電気系のトラブルだとわかったので、昼休みに修理した。午後はFP2のスタートでコースに戻ることができたけど、今後はピットインしたときにハイドロリックのリークが生じた。可夢偉のクルマとちょっと似ていて、このようなエンジンカバーの下にあるものを修理するには古いエンジンで慣れていたよりも長く時間がかかる。それによって僕のセッションは終わったし、スタッフはより多く働くことになった。それでも、まだ非常にポジティブだ。バーレーンでさえ僕たちは優れた信頼性を築き上げていたし、僕たちは難しい週末になるだろうことはわかってここに来ていた。僕はクルマが本来の走りをしているときに最高の仕事をすることに集中するだけだということをわかっている。僕たちの前には多くの作業があるけど、明日トラックに戻るためにやれることは何でもやるし、全てがフィックスした際には僕は準備ができている」

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カテゴリー: F1 / 小林可夢偉 / ケータハム / F1オーストラリアGP