小林可夢偉
小林可夢偉が、2戦ぶりのポイント獲得となる9位フィニッシュを果たしたF1ドイツGPの週末を振り返った。

今年のニュルブルクリンクは、例年にも増して低い気温でのセッションとなった。

「ニュルブルクリンクは天候が不安定だし、路面状況が読めないレースばかりなので、路面状況に合わせた車づくりが大切だと思っていました」と小林可夢偉は週末のスタートを振り返った。

低い路面温度もあり、タイヤに優しいマシン特性のC30で小林可夢偉はグリップに苦しむことになる。

「フリー走行ではとにかくタイヤにうまくスイッチが入らなくて、全然グリップしてなかった。たとえばふつう1周目でグリップが来るところが、僕は1周目ではなかなか厳しくて2周目で来たり、とにかくタイヤの熱がうまく入りにくい状態で、グリップしないからクルマのバランスもわからないという状態でした」

土曜日の予選ではトラフィックもあり、Q1で敗退するという結果に終わった。

「土曜日朝は若干ましにはなったんで、まあQ3は無理でもQ2には行けるだろうと思っていました。そうしたら、早く予選が終わってしまってびっくりでした。結局前にも後ろにもクルマがいて、本来のペースでアタックすることができなかったんですが、それだけでなくやはりペースがよくなったですね」

17番グリッドからスタートした小林可夢偉は、オープニングラップで大きく順位を上げた。

「日曜日の決勝は全体的にレースの内容としては悪くはなかったんですけど、やっぱり単純にペース不足という問題があったので、とにかくポイントを獲れたのはよかった。チームがいい戦略で対応してくれたし、ミスなく終わったことを感謝したいです」

「今回はとにかくスタートで前にいかないときついなと思っていたので、それはうまくいきました。ただ、1周目の2コーナーからはイン、インと内側を攻めていっただけで、特に何かをしたわけでもないですから、運が良かったというしかないですね」

「その後バリチェロをどこで抜いたかはハッキリと覚えていないんです。レース中、ロズベルグやミハエルとポジション争いをしましたけど、とにかくメルセデス勢は直線があまりにも速すぎて話になりませんでした。僕たちのクルマは実際には直線だけでなくコースのほぼ全部でつらかったんですけど、S字は速かったですね。あそこが唯一のコーナーだし、あそこだけでは速い(笑)。コーナーでは勝てるチャンスはあったので、僕たちの弱いところがよく分かるレースでした。最後はペトロフに完全に追いつかれていましたけど、守り切れてよかったです」

「初日から苦しんでいたグリップ感は、まあほかのチームの状態がわからないですけど、そんなに悪くはなかったけれど、とにかくクルマをもっとよくしないといけないですね。フォースインディアも速くなっていますけれども、暑くなったときにどうなるのかというのをみてから、しっかりと対応したいと思います」

「ともかく今週末は全体的にメルセデスエンジンがずっと速かった。だから彼らが前にいるなかでもポイントを獲れたのはよかったです。でも運もあったと思うし、満足というよりも解決しないといけない課題は多いですね。もちろんクルマはそんなすぐには速くならないので、チームが対応してくれている間、僕は自分の仕事をきちんとしながら、ひとつも取りこぼさないように戦っていきたいと思います」

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カテゴリー: F1 / 小林可夢偉 / ザウバーF1チーム