小林可夢偉 インタビュー 「プレッシャーはない」
2011年シーズンにむけて、小林可夢偉が昨シーズンから学んだこと、新しいチームメイトのセルジオ・ペレス、新車C30、そしてチームを引っ張る立場についてインタビューに応じた。
可夢偉、昨シーズン、ザウバーが微笑んだ唯一の理由はあなたと言っていいでしょう。初のフルシーズンはいかがでしたか?
2010年は僕にとって良いシーズンだったと思うし、チームと本当に良い時間を過ごせました。確かに序盤はタフでした。我慢できないくらいでしたね。でも、中盤から終わりまではかなりいい展開でしたし、誰もがイギリスGP以降はとても良くなっていったと認めると思います。2011年もその勢いで行ければいいですね。改善させるために全員が一体となって一勝懸命に働きましたし、実際に達成できたので誇りに思っています。
19戦のうち8戦でリタイアしましたが、新人にとってはかなり厳しかったと思います。悪いシーズンを過ごせば、F1キャリアの終わりを意味します。眠れない夜はありましたか?
シーズン序盤は信頼性の問題がありましたし、明らかにザウバーチームにとって不思議な状況でした。8戦中6戦でリタイアなどザウバーの標準ではないですし、それは僕たち全員がわかっていることです。僕にとっては本当に不運でした。怪しいでいたわけではないですが、ちょっと疑わしい気分になりましたね。
ペドロ・デ・ラ・ロサは、非常に経験豊富なドライバーですし、ニック・ハイドフェルドもF1で長いF1キャリアを過ごしています。序盤から優位にたったのは驚きでしたか?
まぁ、F1で成功したければ、そうしなければならないのは事実です。最初に勝たなければならないのはチームメイトです。でも、本当に重要なのは全てのレースで改善して、経験を最大限に生かすという自分自身の能力ですし、一般的には常に自分自身との戦いです。初のF1フルシーズンで2人の経験豊富なドライバーがいたのはかなり嬉しかったです。いいリファレンスポイントになりますしね。注目すべきは、ペドロとニックは、経験から状況に応じてドライビングスタイルを簡単に変えることができるという点でした。コーナーをずっと速く走れるとわかったら次の週からそうしていましたね。新しい状況への反応時間を短縮することができるんです。
2011年のチームメイトであるセルジオ・ペレスは、2010年のGP2シリーズの2位ですし、多くの財政的な支援があります。プレッシャーを感じていますか?
彼? 全然知りませんでした。それがプレッシャーになりますか? F1は常にプレッシャーがあるので普通の状況だと思います。少しはあるかもしれませんが、F1レースは決してリラックスできる仕事ではないですし、対処できると思っています。
2011年はどのような展開を期待していますか? あなたは2シーズン目でチームを引っ張っていくことになります・・・
そうかもしれません。でも、チームにはナンバー1ドライバーもナンバー2ドライバーもありません。もちろん、僕の方が経験はありますが、結局最も重要なのはチーム一丸となって密接に働くことです。その方が良いパフォーマンスを発揮できます。僕たちのチームはキャパが大きいチームではないので、重要な問題が起きたときにみんなで結束することが優先です。セルジオは今年ルーキーですし、彼には時間が必要だと思います。
日本はF1と多くの繋がりがありました。今シーズン、あなたはF1にいる最後の男だと思います。何があったのですか? 彼らは最高レベルで競争することへの情熱を失ってしまったのですか?
多くの日本人のF1ファンが同じ疑問を抱いています。なぜ日本企業は日本人ドライバーを支援しないのかと。その答えは非常に明白です。日本の企業心理として、この経済情勢でお金を費やそうという気がないんです。単純に彼らは怖がっているんです。資金がないと言うわけではありませんが、経営陣は会社の業績が悪化した場合にそれがF1での出費のせいだと指摘されることを恐れているんです。
新車をテストしましたね。どんな感じですか?
フィーリングはいいです。でも、今重要なのは、もちろん出来る限り多くの走行距離を稼ぐことです。セットアップ作業は初めてだったのでとても興味深い仕事でしたね。去年のクルマの方がもっと多くのダウンフォースがありましたし、ずっと運転しやすかったですが、マシン自体は問題ないですね。
ブリヂストンからピレリへの変更はいかがですか?
それほど大きな差はないといったら嘘になります。大きな変更です。でも、ピレリは冬にわたっていい仕事をしたと言わなければなりません。より深い評価をするには開幕戦まで待たなければならないでしょう。
開幕戦では誰もが夢をみることができます。あなたの夢は何ですか?
夢ではありません。一貫していることが目標です。開幕戦から最終戦まで、出来る限りすべてのレースでポイントを獲ることです。去年、序盤からポイントを獲れていればコンストラクターズ選手権の順位はもっとよかったと思います。それが2011年の唯一の目標です。
ザウバーはルーキとの素晴らしい仕事ぶりで知られています。昨シーズンはどのようなことが助けになりましたか? 今シーズンは何がセルジオの助けになりますか?
ルーキーが何であるか、彼がどのように役目を果たすかを理解するだと思います。ルーキーはミスをしますし、チームはそれを理解しなければなりません。ルーキーがチームからソフトに扱われるというわけではありません。彼らは厳しいですが、理解があります。ルーキーであることはF1ドライバー人生でかなり厳しい段階です。理解されていると感じ、真摯に受け止めれば、本当に助けになります。
今シーズンに備えてジムで汗を流している画像を見ました。フィットネスのレベルはあがっていますか? 好きなトレーニングは何ですか?
正直、去年よりはしていません。僕たちの焦点は、おもに2年目の体制を作ることでした。
カテゴリー: F1 / 小林可夢偉 / ザウバーF1チーム
可夢偉、昨シーズン、ザウバーが微笑んだ唯一の理由はあなたと言っていいでしょう。初のフルシーズンはいかがでしたか?
2010年は僕にとって良いシーズンだったと思うし、チームと本当に良い時間を過ごせました。確かに序盤はタフでした。我慢できないくらいでしたね。でも、中盤から終わりまではかなりいい展開でしたし、誰もがイギリスGP以降はとても良くなっていったと認めると思います。2011年もその勢いで行ければいいですね。改善させるために全員が一体となって一勝懸命に働きましたし、実際に達成できたので誇りに思っています。
19戦のうち8戦でリタイアしましたが、新人にとってはかなり厳しかったと思います。悪いシーズンを過ごせば、F1キャリアの終わりを意味します。眠れない夜はありましたか?
シーズン序盤は信頼性の問題がありましたし、明らかにザウバーチームにとって不思議な状況でした。8戦中6戦でリタイアなどザウバーの標準ではないですし、それは僕たち全員がわかっていることです。僕にとっては本当に不運でした。怪しいでいたわけではないですが、ちょっと疑わしい気分になりましたね。
ペドロ・デ・ラ・ロサは、非常に経験豊富なドライバーですし、ニック・ハイドフェルドもF1で長いF1キャリアを過ごしています。序盤から優位にたったのは驚きでしたか?
まぁ、F1で成功したければ、そうしなければならないのは事実です。最初に勝たなければならないのはチームメイトです。でも、本当に重要なのは全てのレースで改善して、経験を最大限に生かすという自分自身の能力ですし、一般的には常に自分自身との戦いです。初のF1フルシーズンで2人の経験豊富なドライバーがいたのはかなり嬉しかったです。いいリファレンスポイントになりますしね。注目すべきは、ペドロとニックは、経験から状況に応じてドライビングスタイルを簡単に変えることができるという点でした。コーナーをずっと速く走れるとわかったら次の週からそうしていましたね。新しい状況への反応時間を短縮することができるんです。
2011年のチームメイトであるセルジオ・ペレスは、2010年のGP2シリーズの2位ですし、多くの財政的な支援があります。プレッシャーを感じていますか?
彼? 全然知りませんでした。それがプレッシャーになりますか? F1は常にプレッシャーがあるので普通の状況だと思います。少しはあるかもしれませんが、F1レースは決してリラックスできる仕事ではないですし、対処できると思っています。
2011年はどのような展開を期待していますか? あなたは2シーズン目でチームを引っ張っていくことになります・・・
そうかもしれません。でも、チームにはナンバー1ドライバーもナンバー2ドライバーもありません。もちろん、僕の方が経験はありますが、結局最も重要なのはチーム一丸となって密接に働くことです。その方が良いパフォーマンスを発揮できます。僕たちのチームはキャパが大きいチームではないので、重要な問題が起きたときにみんなで結束することが優先です。セルジオは今年ルーキーですし、彼には時間が必要だと思います。
日本はF1と多くの繋がりがありました。今シーズン、あなたはF1にいる最後の男だと思います。何があったのですか? 彼らは最高レベルで競争することへの情熱を失ってしまったのですか?
多くの日本人のF1ファンが同じ疑問を抱いています。なぜ日本企業は日本人ドライバーを支援しないのかと。その答えは非常に明白です。日本の企業心理として、この経済情勢でお金を費やそうという気がないんです。単純に彼らは怖がっているんです。資金がないと言うわけではありませんが、経営陣は会社の業績が悪化した場合にそれがF1での出費のせいだと指摘されることを恐れているんです。
新車をテストしましたね。どんな感じですか?
フィーリングはいいです。でも、今重要なのは、もちろん出来る限り多くの走行距離を稼ぐことです。セットアップ作業は初めてだったのでとても興味深い仕事でしたね。去年のクルマの方がもっと多くのダウンフォースがありましたし、ずっと運転しやすかったですが、マシン自体は問題ないですね。
ブリヂストンからピレリへの変更はいかがですか?
それほど大きな差はないといったら嘘になります。大きな変更です。でも、ピレリは冬にわたっていい仕事をしたと言わなければなりません。より深い評価をするには開幕戦まで待たなければならないでしょう。
開幕戦では誰もが夢をみることができます。あなたの夢は何ですか?
夢ではありません。一貫していることが目標です。開幕戦から最終戦まで、出来る限りすべてのレースでポイントを獲ることです。去年、序盤からポイントを獲れていればコンストラクターズ選手権の順位はもっとよかったと思います。それが2011年の唯一の目標です。
ザウバーはルーキとの素晴らしい仕事ぶりで知られています。昨シーズンはどのようなことが助けになりましたか? 今シーズンは何がセルジオの助けになりますか?
ルーキーが何であるか、彼がどのように役目を果たすかを理解するだと思います。ルーキーはミスをしますし、チームはそれを理解しなければなりません。ルーキーがチームからソフトに扱われるというわけではありません。彼らは厳しいですが、理解があります。ルーキーであることはF1ドライバー人生でかなり厳しい段階です。理解されていると感じ、真摯に受け止めれば、本当に助けになります。
今シーズンに備えてジムで汗を流している画像を見ました。フィットネスのレベルはあがっていますか? 好きなトレーニングは何ですか?
正直、去年よりはしていません。僕たちの焦点は、おもに2年目の体制を作ることでした。
カテゴリー: F1 / 小林可夢偉 / ザウバーF1チーム