2026年F1日本GP:10月13日からチケット販売開始

2025年大会では決勝日に11万5000人、3日間合計で26万6000人が来場。2009年に鈴鹿でのF1開催が復活して以降、最多の観客動員数を記録し、春開催2年目として大きな盛り上がりを見せた。
2026年は新レギュレーション初年度にあたり、マシンの外観や勢力図が大きく変わる可能性がある注目のシーズン。シリーズ序盤に組み込まれた鈴鹿での一戦は、世界的にも高い関心を集めることになりそうだ。
これに合わせて、鈴鹿サーキットでは観戦席の増設や仮設スタンドの新設、アクセス面の改善なども実施される。観戦環境がさらに進化する中、希望の座席を確保するためには早めの購入が推奨される。

■ 増設・新設される観戦席
・A1席(メインストレートエンド)
スタート直後の1コーナー進入を見渡せる人気エリア。オーバーテイクや混戦が発生しやすく、決勝レース序盤の迫力を体感できる。今回さらに収容人数が拡大される。
・E席(NIPPOコーナー内側)
テクニカルなS字の進入を間近で観戦可能。リズムが要求される区間で、ドライバーの技量が試される場面を楽しめる。
・G-4席(130R)
世界的にも有名な超高速コーナー「130R」の外側。マシンが全開で駆け抜ける圧倒的なスピード感を味わえる。こちらも席数が増やされる。
・G-5席(130R)
「130R」の内側に位置する仮設席。外側とは異なる角度から、マシンが切り込む迫力を楽しめる。
・O席(西ストレート)
西コースのロングストレートに面する席。最高速域に達するマシンのスピード感と、スリップストリームからの仕掛けを見守れる。
・M席(スプーンカーブ)
鈴鹿屈指の名物コーナー。進入と立ち上がりの両方が勝負どころで、タイヤマネジメントやライン取りの違いが顕著に現れる。
・P席(シケイン手前)
高速ストレートからシケインへの飛び込みを真正面で見ることができる席。オーバーテイクの名所としても知られ、観戦の醍醐味を味わえる。
・Q1席(最終コーナー)
ゴール前の最終コーナーに位置する仮設席。チェッカーフラッグを受ける瞬間やフィニッシュシーンを直近で楽しめる特等席。
■ アクセス・観戦環境の改善
公共交通機関を利用する観客の利便性を高めるため、予約制直行バスの出発地点も拡大される。JR難波駅、柘植駅、豊田市駅、東岡崎駅、近鉄奈良駅、阪急大宮駅などから新たに運行が予定されており、観戦スタイルに合わせて最適なルートを選ぶことが可能となる。
また、西コースエリアには昨年に続きシャトルバスが運行。さらに観戦環境の改善も進められており、より快適に観戦できる環境が整えられる予定だ。
ホンダモビリティランドと鈴鹿サーキットは「安心・快適にF1日本GPを楽しんでいただけるよう、地域と一体となって準備を進める」としており、注目度の高い2026年大会は、チケット争奪戦となることが予想される。希望のシートを手に入れるためには、早めの予約が推奨される。
カテゴリー: F1 / F1日本GP