ジャック・ドゥーハン スーパーフォーミュラ連日クラッシュでSNS写真を黒塗り
元アルピーヌF1ドライバーのジャック・ドゥーハンが、鈴鹿サーキットで行われたスーパーフォーミュラのポストシーズンテストで苦戦を強いられた直後、自身のインスタグラムのプロフィール写真を黒塗りに変更した(現在は戻されている)。

ドゥーハンは今週、KONDO RACINGのマシンで3日間にわたってテスト走行を行っていたが、そのすべての日で同じコーナーであるデグナーでクラッシュを喫する結果となった。

22歳のドゥーハンは、2026年にスーパーフォーミュラへフル参戦する可能性が取り沙汰されている。F1では2025年シーズン途中にアルピーヌから放出され、翌シーズンのシートを確保できなかったため、キャリアの次の一手として日本のトップフォーミュラへの転向が注目されている。

ドゥーハンはF1ルーキーシーズン開幕からわずか6戦でアルピーヌのシートを失い、チームはアルゼンチン人ドライバーのフランコ・コラピントを昇格させた。しかしコラピントは残り18戦で一度も選手権ポイントを獲得できず、チームにとっても厳しい判断となった。

F1離脱後、ドゥーハンはしばらくレース活動から距離を置いていたが、今回の鈴鹿テストで実戦復帰。しかし、3日連続で同一コーナーでクラッシュするという結果は、ファンの間で大きな話題となり、SNS上では多くのコメントが寄せられる事態となった。

その直後、ドゥーハンはインスタグラムのプロフィール写真を黒く塗りつぶした状態に変更した。これがSNS上での批判や誹謗中傷に対する対応なのか、それとも別の理由によるものなのかは明らかになっていない。

ただし、この行動は最近の事例と重なる部分がある。メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリも、カタールGP後に激しいSNS上の批判を受けたのち、同様にプロフィール写真を黒塗りにしていた。

アントネッリはカタールGP最終ラップでミスを犯し、ランド・ノリスに4位を譲る形となった。この結果が選手権争いに影響したことで、レッドブル陣営の一部関係者から意図的だったのではないかという示唆がなされたが、オンボード映像により事実ではないことが証明され、後に謝罪が行われている。

その際、アントネッリは激しいSNS上の中傷を受けており、プロフィール写真を黒くする対応を取った。ドゥーハンの今回の行動も、それと同様の背景がある可能性は否定できないが、本人からの説明は現時点では出ていない。

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カテゴリー: F1 / ジャック・ドゥーハン / スーパーフォーミュラ