アイザック・ハジャー レッドブルF1昇格に意欲「RB21を確かめてみたい」

20歳のフランス人ルーキーは、今季F1デビュー以来印象的な活躍を見せており、角田裕毅の不振を受けてレーシングブルズからレッドブル・レーシングへの昇格候補として注目されている。
ハジャーは以前、シーズン途中での昇格には「まだ準備ができていない」と率直に語っていたが、F1イギリスGPを前に改めてその意欲を示した。
「レッドブルと契約した4年前から、目標はずっとトップチームに行くことだった。その気持ちは変わっていない」とハジャーはシルバーストンで語った。
「正直なところ、興味がある。もちろん、好奇心から自分の目でRB21を確かめてみたいという気持ちはあるよ」
レッドブルは現時点で角田裕毅を今季終了まで起用し続ける方針を明言しており、ハジャーも自身が現状のままレーシングブルズで経験を積む方が理にかなっていると認めている。
「現時点ではすべてを自分でコントロールできる立場じゃないけど、僕は毎週末ポイントを取っているし、まだ学ぶべきことも多い。だから今いる場所に留まる方が妥当だと思ってる」と語った。

「精神的には準備できている」
ハジャーは、マックス・フェルスタッペンとチームを同じくするという“最も難しい役割”に精神面では対応可能だと自信を見せた。ただし、ドライビングスキルに関しては「まだ分からない」とも述べている。
クリスチャン・ホーナー代表はかねてより「フェルスタッペンのチームメイトでいることはF1で最も過酷な仕事」と語っており、その言葉にハジャーも同意する。
「彼とチームを組むということは、週末のスタート時点ですでに出遅れているようなもの。彼はすぐにリズムに乗るし、爆発的なスピードを発揮する。こっちは常にタイムを詰めて追いつこうとしないといけない」とフェルスタッペンについてコメントした。
フェルスタッペンに挑む準備ができているかと問われたハジャーはこう答えた。
「精神的には間違いなく準備できている。僕が得意なのはまさにそこだと思ってる。問題は、僕に彼と同じだけのスキルがあるかどうか。でもそれはまだ分からない。それが唯一の不確かな部分なんだ」
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