フェリックス・ローゼンクヴィストが2026年インディ500制覇
フェリックス・ローゼンクヴィストが、2026年インディ500で勝利を飾った。雨による中断、終盤の赤旗、残り1周の再スタートが絡む激戦を制し、メイヤー・シャンク・レーシングに2021年以来となる大会2勝目をもたらした。

110回目を迎えたインディ500は、アレックス・パロウ、デイビッド・マルカス、スコット・マクラフリン、パト・オワードらが主導権を争う展開となったが、最後に勝負を決めたのは燃料面で余裕を持っていたローゼンクヴィストだった。

雨と赤旗が揺さぶった110回目のインディ500
レースは雨の懸念を抱えながらも予定通りにスタート。ポールシッターのアレックス・パロウが序盤をリードしたが、アレクサンダー・ロッシが食い下がり、2人はほぼ毎周のように首位を入れ替える激しい攻防を展開した。

18周目にはキャサリン・レッグとライアン・ハンター=レイの接触で最初のコーションが出され、27周目の再開後にもエド・カーペンターがターン1でクラッシュ。ロマン・グロージャンが自身初めてインディ500で首位に立つ場面もあった。

中盤にはウィル・パワーのマシントラブルとロッシのエンジントラブルが重なり、106周目には雨により赤旗中断。再開後も路面の湿り気で再びイエローが出され、レースは天候とタイミングに大きく左右された。

燃料戦略で浮上したローゼンクヴィスト
終盤にかけてはマルカス、パロウ、マクラフリン、オワード、ローゼンクヴィストが上位を形成。残り33周でマルカスが首位に戻ったが、上位勢の一部は最後まで燃料が持つか不透明だった。

マルカスとパロウが残り25周前後でピットに入ると、オワードが首位に浮上。しかし、燃料に余裕があったローゼンクヴィストが残り15周でトップに立ち、その後はオワードとの差を広げていった。

残り8周でルーキーのカイオ・コレットが大クラッシュを喫し、デブリ除去のため赤旗。中断時点のトップ5はローゼンクヴィスト、オワード、マーカス・アームストロング、マルカス、グロージャンだった。

残り1周の決着 ローゼンクヴィストが最後に差し切る
レースは残り4周で再開され、ローゼンクヴィストが先頭で4ワイドの攻防に突入した。アームストロングが首位を奪い、マルカスも続いたが、ミック・シューマッハがウォールに接触して再びイエローとなった。

最後は残り1周の再スタート。アームストロングが首位で最終ラップに入ったが、マルカスがパスを決め、さらにローゼンクヴィストがアームストロングとのサイド・バイ・サイドを制してフロントストレッチで先行。そのままチェッカーを受けた。

この勝利により、メイヤー・シャンク・レーシングはエリオ・カストロネベスが勝利した2021年以来となるインディ500制覇を達成した。波乱の展開を最後まで読み切ったローゼンクヴィストが、2026年の「グレイテスト・スペクタクル・イン・レーシング」の主役となった。

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カテゴリー: F1 / インディカー