F1ドライバーは「インディカーに恐怖心がある」と元解説者のバクストン

デビューとなる線週末のレースを前に、ウィル・バクストンはかねてから大好きだったアメリカン・オープンホイール・レースへの愛を再確認した。また、世界中のモータースポーツ関係者のほぼ全員が、公には認めないまでも、インディカーが世界最高のレースであると感じていると主張した。
「インディカーはモータースポーツ界の最高の秘密だと思う」とバクストンは語った。
「そして、それは世界のどこであろうと、パドックの誰もが、インディカーが世界最高のレースであるという真実を認めない」
「我々は皆、口を揃えてそう言っている。世界耐久レースのパドックであろうと、フォーミュラEのパドックであろうと、F1のパドックであろうと、関係ない。モータースポーツ界で最高のレースはインディカーであることは誰もが知っているが、自分の所属する選手権をけなすことになるので、公の場でそれを口にすることは決してない」
米国への移籍
新しい役割において、バクストンは、近年F1からインディカーに転向したマーカス・エリクソンを含む数名のドライバーと再会する機会があるだろう。
また、フォーミュラ2でレース経験のあるドライバーも、今年のインディカー・シリーズに参戦している。ロバート・シュワルツマンは、カラム・アイロット、クリスチャン・ルンドガー、マーカス・アームストロングらとともに、そのカテゴリーに参戦している。
バクストンによると、インディカーに挑戦するF1の有望な若手ドライバーやベテランドライバーが少ない主な理由は、米国のレースにはあるレベルの恐怖が伴うからだという。

「多くのF1ドライバーにとって、インディカーには恐怖心があると思う。 その理由は2つある。 1つは、彼らはオーバルコースを非常に怖いと感じていること。 2つ目は、彼らは注目を浴びたくないと思っていることだ」
「同世代でも史上でも最高のドライバーの1人であるフェルナンド・アロンソは、初めてのインディ500で予選通過し、好走を見せた。一方、彼は予選通過さえできなかった」
「F1ドライバーがF1を離れ、フェルナンド・アロンソのレベルに達していないと考えているアメリカにやって来ることを考えれば、これは大きな恥だ。彼が弾き飛ばされることができるなら、他のドライバーも弾き飛ばされることができる」
「彼らにはいくつかのレベルで恐怖心があると思う。そして、アメリカにやって来て挑戦しようとするドライバーを見ると、とても素晴らしいと思う」
バクストンは、今週末のセント・ピーターズバーグ・グランプリから、インディカーのベテランドライバーであるジェームズ・ヒンチクリフとタウンゼント・ベルとともにコメンテーター席に加わった。
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