マクラーレン カラム・アイロットをインディカー開幕戦で代役起用
カラム・アイロットは今週末、セントピーターズバーグで開催される2024年シーズン開幕戦でアロー・マクラーレンからインディカー・シリーズに復帰する。アイロットは、左手首の手術から回復中のデビッド・マルーカスに代わって、シボレーエンジン搭載の6号車をドライブする。

25歳のイギリス人ドライバーは、ホームステッド・マイアミ・スピードウェイで行われたプレシーズンテストで、マウンテンバイク中に負傷したマルカスの代役を務めている。

アイロットは過去3シーズン、フンコス・ホリンジャー・レーシングからインディカーに36回参戦し、そのうちトップ10フィニッシュは5回を果たした。また、2021年にはフェラーリのテストドライバーやアルファロメオ(現ザウバー)のリザーブドライバーを務めるなど、F1での経験もある。

アイロットは「デビッドとチームのことを気の毒に思っている」とアイロットは語った。

「特にシーズン開幕を目前にしてこのような立場になるのは簡単なことではない。彼の無事と早い回復を祈っている」

アロー・マクラーレンが声明で「デビッドの回復に合わせて、今後のテストやレースに向けてドライバーラインナップの選択肢を検討し続ける」と述べているように、この契約は一回限りのものだ。

アイロットはイオタ・スポーツのハイパーカー・カテゴリーで2024年世界耐久選手権に参戦しており、土曜日にカタールで行われた開幕戦ではポルシェ963で表彰台を獲得している。

昨年、元F1レーサーのロマン・グロージャンがアンドレッティ・グローバルと決別したことで、JHRでのインディカー出場権はグロージャンに奪われた。

チームはすでに33歳の元アルゼンチン人ツーリングカー界のセンセーションであるアグスティン・カナピノと再契約しており、アイロットは道を空けなければならなかった。
「インディカーに残るつもりだったし、それが当初のプランだった。人生で時々あることだが、状況が変わった」とアイロットは当時の状況について語った。

彼はフンコスでのフルタイムシーズンで20位と16位に終わったが、フンコスはその決定について、「両者は互いに、ただちに決別することを決めた」と説明し、「過去2年間の彼の貢献に心から感謝している」と表明した。

2023年には、今週末マクラーレンと戦うセン・ピーターズバーグとラグナセカでキャリア最高の5位入賞を果たしている。

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カテゴリー: F1 / インディカー