エリオ・カストロネベス、歴代最多に並ぶインディ500での4勝目を挙げる
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今年でINDY500への出場が21年連続となったカストロネベスは、8番グリッドからスタートを切った。彼は序盤からトップグループでポジションを維持し続け、勝負の時を待っていた。レースが終盤に入ってからトップ3に食い込み、アレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing))との一騎討ちに持ち込んだ。
カストロネベスはリードラップを20周しか記録しなかったが、見事に4度目の優勝を果たした。200周のレースのゴール前2周でトップに躍り出ると、食い下がるパロウを振り切り、大歓声の中でフィニッシュラインへと飛び込んだ。
クールダウンラップを終えたカストロネベスはメインストレートにマシンを停め、グランドスタンドとの間にあるフェンスによじ登った。そうやって勝利の喜びをファンと分かち合うのが彼の伝統だ。
ウイニングチームとなったMeyer Shank Racingは、Hondaエンジン搭載のプロトタイプスポーツカー、そしてGTカーで活躍し、2017年からインディカー・シリーズへの挑戦を始めた。そして今回、ついに彼らはアメリカの最高峰オープンホイールチャンピオンシップでの念願の初勝利を記録した。
「僕は以前に3年間、HPDとともに仕事をした。今年、久しぶりにホンダと一緒に仕事をすることになったが、プラクティスからの共同作業は本当にうまくいった」とエリオ・カストロネベスは語った。
「HPDのエンジニアたちは、とても長くの時間を僕のために使い、話を聞いてくれた。それが勝つためには必要だ。僕は最高のチームで何年も走ってきたので、彼らの経験や情報を自分の中に蓄積し、それらを使って色々と試すことができた。彼らがやってきたことが正しかったからこそ、私たちはこうしてビクトリーサークルに立つことができたと思う」
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カテゴリー: F1 / インディカー