マツダRT24-P、デイトナ暫定コースレコードを更新
1月3日〜5日までの三日間、フロリダ州のデイトナインターナショナルスピードウェイにて本年のIMSAウェザーテックスポーツカー選手権開幕戦デイトナ24時間レースに向けた公式テスト「ロアビフォアロレックス24」が行われ、マツダUSAのオフィシャルチームであるマツダ・チームヨーストからエントリーしたマツダRT24-P 77号車(オリバー・ジャービス/トリスタン・ヌネス/オリビエ・プラ)が予選でトップタイムをマーク。マツダRT24-P 55号車(ジョナサン・ボマリート/ハリー・ティンクネル/ライアン・ハンターレイ)は、同5番手タイムを記録した。

日曜日の予選セッションでプラが出した1分33秒324のファステストタイムは、2019年のデイトナ24時間レース公式予選でジャービスが記録した1分33秒865の公式コースレコードを更新するものだった。なお、5番手タイムだったボマリートの1分33秒660の記録もジャービスの公式コースレコードを上回っている。三日間にわたり8回実施されたテストセッションでは、ナイトプラクティスを含み、マツダRT24-Pが6回トップタイムを記録しており、速さをアピールした。2020年レースシーズンの開幕を告げるデイトナ24時間レースは、今月23日に公式予選が行われ、25日土曜日の午後に決勝レースがスタートする。マツダ・チームヨーストは、初の総合優勝を目指し、2台のマツダRT24-Pを走らせる。マツダ栄光のメモリアルナンバーをつけた55号車はソウルレッドクリスタルで塗装され、本年から新たに「出光」のスポンサードを受けることとなった77号車は、アークティックホワイトに塗装されている。

ネルソン・コスグローブ(マツダUSAモータースポーツ担当ダイレクター)
「今週のテストの主目的は、今月末に予定されている24時間レースで2台のマツダRT24-Pがベストなパフォーマンスを発揮できるようセットアップを進めることでした。そのため、実際のレースペースで走りながら、各部が適正に機能し、ドライバーたちがマシンをさらに改善できるよう、なるべく多くの周回を提供することを心がけました。しかし、2台のマツダRT24-Pは初日から最高のパフォーマンスを発揮し、3日間ともトップタイムで終えることができました。また、オリビエが信じられないほどのスーパーラップを記録してくれて、チームはマシンのパフォーマンスに関して自信を深めました。私たちの今季の目標は、まずは4戦ある耐久レースで成功を収めることでしたが、今日の結果を見れば、正しい道に乗っていると確信できます」

オリビエ・プラ(マツダRT24-P 77号車ドライバー)
「僕たちのクルマが、去年より少しだけ速ければ良いと期待しています。チームからの指示は、”とにかくできるだけ頑張って走れ”でした。チームは、オフシーズンに多くの時間を裂き、耐久レースでよい結果を出せるようマシンの改良に取り組んでくれました。もちろん、今週はセットアップを進めることに全力を注ぎ、僕たちドライバーも常に全開でそれに応えました。非公式とはいえ、暫定コースレコードを塗り替えられたことは素晴らしいことです。これは、マツダにとっても、新しいパートナーの出光にとっても、チームにとっても喜ばしいことです。しかし、私たちは、今月末の24時間レースに向けて集中しています」

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カテゴリー: F1 / IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権 / ルノーF1チーム