ニコ・ヒュルケンベルグ 「ザウバーF1チームはハースの転換を再現できる」
ニコ・ヒュルケンベルグは、ザウバーF1チームが昨シーズン終盤に踏んだステップが、2025年にチームがF1でハースが成し遂げたような転換を再現できるという希望を与えたことを認めている。

ニコ・ヒュルケンベルグは、2013年に1シーズンを過ごしたザウバーF1チームに複数年契約で復帰した。ザウバーは来季からアウディのワークス体制のエントリーに生まれ変わる。

アウディへの移行は、大幅なレギュレーション変更と同時期に行われる予定であり、自社製エンジンを製造するアウディにとっては、ランキングを上昇させるチャンスとなる。

しかし、ザウバーF1チームは昨シーズン、コンストラクターズ選手権で最下位に低迷したにもかかわらず、ニコ・ヒュルケンベルグは、今シーズンは必ずしも負け戦ではないと示唆している。

ザウバーF1チームは、前シーズンの終わりにラスベガスでのアップグレードパッケージが最高潮に達し、周冠宇がカタールでポイント獲得の乾季を終えるというわずかな改善を見せた。
一方、バルテリ・ボッタスはアブダビで9位に入った。

ニコ・ヒュルケンベルグは、この好転から勇気を得て、シーズン後のテストでC44を運転し、ザウバーはミッドフィールドグループとの差を縮めたと主張した。そして、2022年に10位だったハースを2024年に7位にまで回復させた自身の経験から、2025年にはトップチーム入りが達成可能な目標だと考えている。

ザウバーF1チームがハースの成功を再現するポテンシャルがあるかとの質問にニコ・ヒュルケンベルグは「ハースの例が示すように、短期間でもそれは可能だ」とAuto Motor und Sportに語った。

「また、ザウバーはラスベガスからのアップグレードで正しい方向への第一歩を踏み出したと信じている。これは大きな修正だった」

「そして、過去3戦では、マシンは明らかに競争力が増し、上位チームに近づいている。それは、シーズン後のテストでも僕が感じたことだ」

「土台は悪くない。もちろん、細かい部分ではまだやるべきことはたくさんあるし、最適化すべき点もいくつかある。方向性は明確だ」

ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバーF1チームニコ・ヒュルケンベルグがザウバーF1チームに復帰。

ニコ・ヒュルケンベルグ、ルノーとアウディの比較を否定
227回のスタートを経験しているニコ・ヒュルケンベルグは、今シーズン、ラインナップを一新したザウバーF1チームで、ルーキーのガブリエル・ボルトレトとコンビを組み、チームの先陣を切る。

しかし、アウディ傘下のチームでのニコ・ヒュルケンベルグの移籍は、F1におけるメーカーとの初挑戦というわけではない。2017年から2019年までルノーで3シーズンを過ごしている。

しかし、ニコ・ヒュルケンベルグは、ルノーはアウディと比較してF1での実績があるとして、両者の比較は的外れだと一蹴した。

長きにわたるキャリアにおいて、新たな局面を迎えることになるかと尋ねられたニコ・ヒュルケンベルグは「その通りだと思う。ルノーは違う。彼らはすでに一度そこにいた」と語った。

「少しは比較できるが、実際にはそうでもない。アウディは、もちろん、より大きなブランドであり、ビッグネームだ」

「F1の舞台は当時よりもはるかに大きくなっている。僕はその挑戦を楽しみにしているし、時間がもたらすものを知りたいと思っている」

「多くの有能な人材がチームに参加しているし、僕たちは多くの補強をしている」

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