「ニコ・ヒュルケンベルグはF1を離れる適切なタイミングだった」
元F1ドライバーのマーク・ウェバーは、ニコ・ヒュルケンベルグはF1で自然な経過をたどってきたと考えており、彼がF1シートを獲得できなかったことに頭を悩ませることはないと語る。

ルノーF1チームは2020年のドライバーとしてエステバン・オコンと契約。ハースやアルファロメオとの交渉したニコ・ヒュルケンベルグだったが、来季のシートを獲得することはできず、9シーズン、177戦のキャリアでF1を離れることになった。

最近、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、ニコ・ヒュルケンベルグが来季のシートを獲得できなかったことは「F1の状況がいかに間違っているかの良い例」だと非難していた。

しかし、マーク・ウェバーは、ニコ・ヒュルケンベルグはF1を去るにふさわしい時期だったと考えている。

ニコ・ヒュルケンベルグの将来について質問されたマーク・ウェバーは「今夜は普通に眠れると」と皮肉を込めて答えた。

「彼はF1で長いキャリアを過ごしてきたと思う。彼は器用だ。ある程度の成果を上げていなければ、F1でそのような長いキャリアを過ごすことはできない」

「だが、彼は10年、176レースを経験した。それは公正な扱いだと思うし、常に異なるモチベーション、異なる成果、シミュレーターや新しい技術への学習意欲などをもった新しい血が流れている」

「だから、このゲームでは非常に早くに飼料になってしまうものなんだ。彼は長いキャリアを過ごしてきた。先に進むべきタイミングだったと思う」

177戦で表彰台未登壇という最多という不名誉な記録が残ったニコ・ヒュルケンベルグは、しばらくはモータースポーツから離れ、頭をリセットするつもりだと語る。

「今後の時間を楽しみにしているところもある」とF1ラストレースを終えたニコ・ヒュルケンベルグは語った。

「この章を閉じて、新たな章を開くものだ。この先何が起きるかるかはわからない。今のところ誰にもわからない」

「でも、個人的には、数ヶ月レースから少し距離を置きたいし、そうすれば頭と心が何を目指したいかが見えてくるだろう。それから改めて検討するつもりだ」

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カテゴリー: F1 / ニコ・ヒュルケンベルグ / マーク・ウェバー