ホンダF1 福住仁嶺 フォーミュラ2
ホンダの育成ドライバーである福住仁嶺が、2018年にアーデン・インターナショナルからフォーミュラ2に参戦すると Autosport が報じた。

福住仁嶺(20歳)は、今年ARTグランプリで2年目のGP3を戦い、バルセロナとヘレスのフィーチャーレースで優勝。チームメイトでチャンピオンを獲得したジョージ・ラッセル、2位のジャック・エイトケンに次ぐランキング3位でシーズンを終えた。

ホンダは、福住仁嶺をフォーミュラ2に昇格させたいと考えており、複数の情報筋によると、ホンダは2018年に福住仁嶺のためにアーデンとの契約を確保したという。

アーデンは、レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが設立し、共同オーナーを務めるチーム。ホンダは、2018年からレッドブルの姉妹チームであるトロ・ロッソにF1パワーユニットを供給することが決定しており、2019年にはレッドブル・レーシングへの供給も噂されている。

福住仁嶺は今季終了時点でF1スーパーライセンス取得に必要な40ポイントのうち、21ポイントを獲得しており、来季のフォーミュラ2を5位以上で終えればスーパーライセンスを取得できることになる。

トロ・ロッソは、将来的にホンダの育成ドライバーの起用も否定しておらず、2018年のフリー走行やテストを含めて、F1へのステップアップの可能性が残されている。

福住仁嶺は、今週アブダビで開催されるフォーミュラ2のポストシーズンテストにアーデンから参加し、F2マシンを初ドライブするとみられている。

また、ホンダはもう一人の育成ドライバーである牧野任祐もフォーミュラ2に参戦させることに取り組んでいるとされている。

今年、ハイテックGPからヨーロッパF3選手権に参戦した牧野任祐だが、レース中のクラッシュでの負傷でスパでのレースを欠場するなど厳しいシーズンを過ごし、ランキング15位で終えている。

牧野任祐は、アブダビテストにロシアン・タイムから参加するが、チームは今シーズン限りでフォーミュラ2から撤退することになっており、ホンダは牧野のための他チームのシートを模索していると理解されている。

ARTグランプリは、松下信治とアレクサンダー・アルボンに代えて、ジョージ・ラッセルとジャック・エイトケンを起用すると考えられており、今週末のアブダビテストでも二人が参加する。

アレクサンダー・アルボンはDAMSへの移籍が噂されているが、3年間同シリーズで戦った松下信治についてはフォーミュラ2を後にして、2018年は日本でスーパーフォーミュラに参戦すると考えられている。

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カテゴリー: F1 / ホンダF1