ホンダ RA108 発表 (画像)

ホンダは29日、イギリスのブラックリーで2008年のF1マシン「RA108」を発表した。新しいカラーリングを施したRA108は今シーズンからチームに加入したテスト兼リザーブドライバーのアレックス・ブルツが初めてハンドルを握り、ピットレーンに仕立てた会場内にいる、メディアをはじめ300人ものゲストの前に登場した。

RA108は、全く新しいデザインコンセプトを採用。そして、コンセプト決定から新車披露までのプロセスを再評価し、開発を進めてきた。さらにRA108は、2007年の反省点と、チームの強みであるブラックリーのオペレーションセンター、ブラックネルのHonda Racing Development、日本の栃木にある本田技術研究所のリソースを結集し、開発された。

RA108発表会では、新しいカラーリングも披露され、昨年から始め、「グリーン・アワード」において大賞を獲得した「myearthdream」を進化させた「earthdreams」プログラムの概要も紹介。ユニークなマーケティング手法により、パートナーからの賛同を得ながら、F1の魅力をさらに伝えていくとともに、次のステップとして、昨年のコンセプトをさらに進化させていく。


大島裕志 本田技研工業株式会社 広報・モータースポーツ執行役員
「Honda RA108の発表会を迎えることができ、大変嬉しく思う。2007年シーズンは大変厳しい結果に終わった。将来のチャンピオン獲得に向け、2008年シーズンにおいては、新たにチャレンジをする気持ちでまい進していく。ここ数ヶ月の間、開発オペレーションを強化し、さらに日本の栃木研究所と現地とが密接に連携をはかり、レースチームの基盤を強化できたことを喜ばしく思っている。RA108のカラーリングはHondaのDNAのひとつであり、長年に渡りモータースポーツ活動で培ってきた『チャレンジングスピリット』とチームが昨年から取り組んできた環境問題を象徴する『地球』を融合している。今年は、レースでの夢の実現と世界中のHondaファンの皆様の期待に応えるべく、ぜひとも飛躍の年にしたい。」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1