キャデラックF1 イギリスGPで反撃へ「ポテンシャルを最大限に引き出す」
キャデラックは第9戦イギリスGPで反撃を目指す。前戦オーストリアGPでは苦戦を強いられたが、投入したアップグレードには手応えを得ており、シルバーストンではクリーンな週末を戦い抜き、マシンのポテンシャルを最大限に引き出すことを狙う。

また、今年のイギリスGPはアメリカ独立250周年を迎える「7月4日」の週末に開催されることから、チームは星条旗をモチーフにした赤・白・青の特別カラーを投入。

マシンだけでなく、ガレージやドライバーのヘルメット、チームウェアも統一デザインとし、アメリカンブランドとしての存在感を世界へ発信する。

アメリカ独立250周年を祝う特別カラー
シルバーストンは1950年にF1世界選手権の開幕戦が開催された歴史あるサーキットだ。当初は長いストレートと高速コーナーが特徴のシンプルなレイアウトだったが、76年を経た現在は高速セクションに加え、低速インフィールドやシケインを備えた、総合力が問われるコースへと進化している。

今年のイギリスGPでは、スプリントと予選がアメリカ独立記念日に行われることから、キャデラックは星条旗をモチーフにした特別リバリーを採用。赤・白・青のカラーリングをマシンだけでなく、ガレージ装飾、ドライバーヘルメット、チームキットにも展開し、アメリカ建国250周年を祝う統一したビジュアルを披露する。

この特別カラーは、アメリカ・ニューオーリンズで開催される「ESSENCE Fest」の関連イベント「Cadillac Formula 1 Team × Jim Beam Pit Stop BBQ」でも展示される予定で、モータースポーツファン以外の層にもF1の魅力を発信していく。

チームを率いるダン・タウリスCEOは次のように語った。

「7月4日の週末は、F1という世界的な舞台でアメリカを代表して戦うことへの誇りを示す特別な機会です。この機会を通じて新しいコミュニティの皆さんにF1を知っていただき、私たちの情熱を共有したいと思っています」

キャデラック F1 イギリスグランプリ

アップグレードの成果を結果へ
一方、チームにとって最大のテーマは、苦戦した前戦オーストリアGPからの巻き返しだ。

チーム代表のグレーム・ロードンは、アップグレード自体には前向きな材料があったと説明する。

「オーストリアGPは私たちにとって厳しい週末だった。しかし、同じような経験をしていないチームはピットレーンには存在しない」

「私たちは問題を解決するため懸命に取り組んできた。シュピールベルクへ投入したアップグレードは前向きな成果を示しており、シルバーストンではクリーンな週末を戦い、マシンのポテンシャルを最大限に引き出すことが目標だ」

「オーストリアの直後ということもあり簡単な仕事ではないと理解している。それでも、あらゆる機会から学び、前進し、チームとして成長を続けていきたい」

ペレス「土台を固める必要がある」
セルジオ・ペレスは、オーストリアで見せた速さには希望があるとしながらも、安定した基盤づくりが重要だと強調した。

「チームには大きなポテンシャルがあるし、オーストリアで見せたパフォーマンスには勇気づけられた。ただ、そのポテンシャルを引き出すためには、まず土台をしっかり固めなければならない」

「マシンとチームをできるだけ早く成長させるには、すべてのセッションで走行距離とデータを積み重ねることが必要だ。シルバーストンは難しいレースになるだろうし、今回も気温は高くなりそうだ。それでも、このチームには経験と粘り強さがある。前へ進む方法を見つけられるはずだ」

「週末を楽しみにしているし、7月4日にアメリカのファンへ再び祝う理由を届けられればと思う」

ボッタス「ドライバーが違いを生み出せるコース」
バルテリ・ボッタスは、シルバーストンはドライバーの実力が結果を左右するサーキットだと語った。

「シルバーストンは本当の意味でドライバーズサーキットだ。とても高速だけど、同時にテクニカルでもあるから、自分が何をしているか常に考えながら走らなければならない。だからこそ、ドライバーが違いを生み出せるコースなんだ」

「オーストリアの決勝は残念な結果だったけれど、週末全体を見ればポジティブな点も多かった。中団勢とのギャップは以前より縮まっていたし、最後尾よりも中団グループに近い場面もあった」

「ただ、これで3戦連続リタイアとなってしまった。今の最優先事項は、最後まで走り切れる信頼性の高いマシンを手にすることだ」

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カテゴリー: F1 / キャデラックF1チーム / F1イギリスGP