ホンダ 元最高顧問 藤澤武夫の米国自動車殿堂入りが決定
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同じくホンダの創業者である本田宗一郎も、1989年に日本人として初めて米国自動車殿堂入りをしている。
藤澤武夫の功績
藤澤武夫は、創業者 本田宗一郎とともに黎明期のホンダを率い、1959年のホンダ初の海外現地法人アメリカン・ホンダモーターの設立や、米国での二輪車販売開始時における自前のディーラー網の構築など、その後のホンダのグローバル事業拡大の礎を築きました。また、1960年に研究開発部門を「本田技術研究所」として分離し独立させることで、個性と能力の自由な発揚を通じた新価値の創造を促すなど、現在に至るホンダの発展に大きく寄与しました。
藤澤武夫と本田宗一郎について
ホンダが創業した翌年の1949年、本田宗一郎と出会った藤澤武夫は、ビジネスに対する考えや将来の夢で意気投合し、ホンダに入社した。本田宗一郎が、研究開発や生産といった技術領域に集中する一方、藤澤武夫は営業や財務、マーケティングといった事業領域を一手に担い、本田宗一郎と二人三脚でホンダを率いた。その後、2人のパートナーシップは、1973年3月に2人が揃って引退するまで、約25年間続いた。
藤澤武夫の略歴
・1910年 11月 10日東京都生まれ
・1949年 10月:本田技研工業株式会社 常務取締役として入社
・1952年 4月:同社 専務取締役
・1964年 4月:同社 取締役副社長
・1973年 10月:同社 取締役副社長を退任、取締役最高顧問 就任
・1983年 10月:同社 取締役を退任、最高顧問
・1988年 12月30日:死去(享年78歳)
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